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ヘンリー・フランクリンは、70年代にラテン・スピリチュアル系の作品を残している、知る人ぞ知るベテランベーシスト。本作は抑揚と陰影に富んだ、味わい深いピアノトリオ作品となっています。両端の曲がピアニスト作のアグレッシブなオリジナル曲で、間によく知られたバラード曲集という構成が目を引きますが、全体的に親密で温かな空気が流れ、実に自然なまとまりをみせています。フュージョン世代の名曲である2、3曲目は、それぞれの曲の持つ美しい旋律を素直に生かした語り口が心に染みます。オーネット・コールマンに捧げたタイトル曲は、三者の白熱のソロが応酬される手に汗握る名演奏。ここには伝統を大事にしながらも、その伝統の呪縛から解き放たれた真の自由を感じます。聴けば聴くほど味の出る、玄人好みの作品です。
(新宿ジャズ館 中森禎道)
2003年にリリースされた前作「EARS WIDE OPEN」でピアノ・トリオ・ファンから注目を集めたベース奏者の新作が入荷。
タイトルからも想像がつきますがオーネットの過去の作品からインスパイアされている印象を受けます。
個人的にはメセニー・ナンバーの2曲目がトリオでの演奏が新鮮で繰り返し聴いています。トリオ・マニアは外せない1枚でしょう!!
(吉祥寺ジャズ&クラシック館 大野哲)
HENRY FRANKLIN(b),STEVE CLOVER(ds),MARC SCALES(p)
中森禎道、大野哲
HENRY FRANKLIN / ヘンリー・フランクリン