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※LP
アルトの貴公子マクリーン屈指の名盤『アクション』がナイスプライスで日本上陸
4100番台以降『ワン・ステップ・ビヨンド(BN4137)』、『デスティネイション・アウト(BN4165)』、『イッツ・タイム(BN4179)』と独自の路線を切り開いていった新主流派マクリーン。本作の録音は64年。この頃には目指すスタイルがより明確となり、作品ごとに成熟していった表現手法が一つの終着点を迎えたかのように感じます。メンツはのちにストラタへの快進撃をみせるチャールス・トリヴァー(tp)、翌65年に衝撃デビュー作『ダイアローグ』を控えたハッチャーソン(vib)、同時代のリチャード・デイヴィスと並びトリッキーな弦さばきが評価に値するセシル・マクビー(b)、そして4ビート=8ビート=モードと様々なリズムに対応可能なビリー・ヒギンズ(ds)。
A面では『陰』のパワーに溢れ内側へと向けられた5人のベクトルから並々ならぬエネルギー量を感じます。A1「アクション」はクイックテンポのモード曲。かなり速めのテンポ設定ですがソロイストとリズムセクションが絶妙なバランスを保ちつつ進行。マクリーンのソロも見事ですが聴き所はハッチャーソン。『程良く叩かない』プレイが全体をより一層深い空気感に仕立てています。A2は「プライト(苦境)」と名付けられた変拍子モーダルワルツ。ストレンジなハーモニーとミステリアスなメロディーが印象的なマクリーンらしい一曲。ハッチャーソンの存在感がすごいすごい。ハードヒッティングで迫ってきます。素晴らしいA面の二曲。B面はトリヴァー作の壮美的ロマンティックなミディアムスロー「ロング・ハンドル」、この頃のマクリーンには珍しくB2「アイ・ヒア・ア・ラプソディ」、ヒギンズのドラミング、マクリーンのフリーキーなブロウにゾクっとするB3「フートマン」とかなりの聴きごたえ。感じ所満載、はまると抜けられないマクリーン・ワールド。
■JACKIE MALEAN(as)
CHARLES TOLLIVER(tp)
BOBBY HUTCHERSON(vib)
CECIL MCBEE(b)
BILLY HIGGINS(ds)
JACKIE MCLEAN / ジャッキー・マクリーン