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個性的なアルバムを発表し続けているソル・ガベッタ。ヨーロッパ、特にドイツ国内では圧倒的な人気を誇るチェリストとして、大きな存在感を放っています。
彼女の新録音は、1946年ラトヴィア生まれの現代作曲家、ペーテリス・ヴァスクスの作品集。ヴァスクスは、バプティスト派の牧師を父に持ち、旧ソ連統治下のラトヴィアにおいて迫害の対象となり、ラトヴィア国内の音楽大学に進学することも出来ず、隣国リトアニアにて進学。作曲はほとんど独学で学んでいます。ヴァスクスの作品には、自国の民謡に由来する素朴な表現、自然への視線があると当時に、不協和音による凶暴な表現が現れることもあり、ポーランドのルトスワフスキの作風から大きな影響を受けているとも評されます。隣国出身のアルヴォ・ペルトの音楽を思わせる静謐な美しさも聴かれ、代表作である「遠き光」はギドン・クレーメルとクレメラータ・バルティカに捧げられています。
ここに収録された2曲も、そうしたヴァスクスの音楽の個性的な筆致を感じさせてくれます。チェロ協奏曲は、2012年にアムステルダム・シンフォニエッタほかの委嘱で作曲され、同団とソル・ガベッタによって世界初演が行われた作品。ヴァスクスはすでに3曲のヴァイオリン協奏曲を作曲していますが、チェロ協奏曲は当作が初めてです。「音楽の夕べ」はチェロとオルガンという珍しい編成のために1993年に書かれた二重奏曲です。いずれの作品においても、ソル・ガベッタは「祈り」の美しさが際だった演奏を披露しており、現代屈指のチェロ奏者としての実力を遺憾なく発揮しています。 (資料提供:ソニー・ミュージック)
【収録予定曲】
ペトリス・ヴァスクス(1946-):
[1] チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第2番「プレゼンス」
[2] チェロとオルガンのための「音楽の夕べ」
【演奏者】
ソル・ガベッタ(チェロ)
アムステルダム・シンフォニエッタ [1]
イレーナ・ティマチェフ=ガベッタ(オルガン) [2]
【録音】
2013年7月 オランダ、ライデン州立講堂 [1]
2009年11月 コペンハーゲン、DRコンサートホール [2]
SOL GABETTA / ソル・ガベッタ
アルゼンチン出身のチェリスト