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シンガー・ソングライターのマルセロ・セグレートや、女性シンガー=パウラ・ミリャンを中心にファゴット奏者などを交え結成されたユニット「フィラルモニカ・ヂ・パサルガーダ」の新作。アコースティックな録音と批評精神の織り成す独特の世界観が高い評価を獲得していた彼らであるが、本作ではUSのインディー・ポップに呼応するかのように更に進化。チープな電子音を交えた隙間だらけのアンサンブルから、ラフなロック・サウンドまで、ときにシアトリカルに披露していくさまは圧巻の一言。前作に比べ、ゲストも多彩。アレ・シケイラ、カシン、ヴァギネル・バルボザ、ヂエゴ・テシェラ、アンドレ・テレス、バルーリョ・マックス、チン・ベルナルデスら、新旧のキーマンが続々参加し、彩を与えていく。とりわけギジェルミ・アランチス、ナ・オゼッチ、ナ・オゼッチ、トン・ゼー、ジュサラ・マルサウ、ルイス・タチ、ゼ・ミゲル・ヴィズニッキが一挙参加した#12は必聴だろう。
FILARMONICA DE PASARGADA / フィラルモニカ・ヂ・パサルガーダ