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いまや全ヨーロッパを代表するトランペッターに成長したパオロ・フレズが、1988年に録音したライブ盤です。
このCDはジャーナリズムからも賞賛され、「トップ・ジャズ」誌のベスト・アルバム賞を受賞。パオロ自身もベスト・グループ、ベスト・アーティスト部門に輝きました。創意に富んだオリジナル曲が中心ですが、その中にセロニアス・モンクの(3)や(8)、ロック・スターのアリス・クーパーの(7)(9)をミックスするところがパオロならでは。覇気のあるトランペット、まろやかなフリューゲルホーンは、現在の姿を早くも予感させます。エフェクターを用いたプレイも当時のジャズ界に衝撃を巻き起こしたものです。今後、パオロはさらに大物になると予想されますが、このアルバムは彼の初期代表作として永遠に輝き続けることでしょう。
(メーカーインフォより)
■Paolo Fresu(tp,flh)
Tino Tracanna(ss,ts)
Roberto Cipelli(p,key)
Attilio Zanchi(b)
Ettore Fioravanti(ds)
※参考音源
PAOLO FRESU / パオロ・フレス
イタリアのジャズ・トランペットおよびフリューゲルホーン奏者であり、作・編曲家。サルデーニャのベルキッダで生まれ、11歳でトランペットを手に取り、故郷ベルキッダのバンド、ベルナルド・デ・ムーロで演奏した。エンツォ・モランディーニのもとでトランペットを学び、1984年にカリアリ音楽院を卒業。ボローニャのボローニャ大学音楽・舞台芸術学部に入学。1985年にファーストアルバム『Ostinato』をリリースしデビューを果たす。シエナ・ジャズ・ナショナル・セミナーやテルニのジャズ大学コースで教鞭をとり、イタリアのヌオロにあるヌオロ・ジャズ・セミナーのディレクターも務める。演劇、詩、ダンス、ラジオ、テレビ、映画のための音楽を作曲をしている。 2007 年、カーラ・ブレイのカルテット、ロスト・コードとともにレコーディングとツアーを行った。 2011年にダニエレ・ディ・ボナヴェントゥーラと他の5人のメンバーがア・フィレッタ・スタイルでバンドネオンを演奏する『Mistico Mediterraneo』をリリース。 2012年、クインテットはインドのニューデリーにあるシリフォート・オーディトリアムでイタリア文化センター設立10周年を記念して演奏した。 2015 年、バークリー音楽大学から名誉音楽博士号を授与される。