Kanji Ohta Trio At Julian Featuring Sachiyo Nayuki / カンジ・オオタ・トリオ・アット・ジュリアン・フィーチャリング・サチヨ・ナユキ

KANJI OHTA 太田寛二

ビバップピアノの王道を行く太田寛二の最新作。新進気鋭の女性サキソフォン奏者、名雪祥代が二曲に参加。

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レーベル
JULIAN RECORDS
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
JLR001
通販番号
1008125574
発売日
2020年06月24日
EAN
4570058200012
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商品詳細情報

※デジパック
東北の片田舎にある新生レーベル、「ジュリアンレコード」の第一作。
ビバップの名曲とスタンダードナンバーが各四曲づつ。それにポップナンバーが一曲。

*

CDを装置に取り込んで聴いている。最近、この太田寛二のCDを取り込んでいたのだが、まだ聴いていなかった。
今日は、Tidal(タイダル)で新作のチェックをしていた。タイダルは、ノルウェー発のストリーミング会社でスポティファイと並ぶ勢力を誇る。日本ではまだサービス開始していない。昨年、アーティストからディスクユニオンが権利者である音源をタイダルにアップして欲しいという要求があった。そこで初めてその存在を知った。その後ヨーロッパ出張の際に現地で契約してきた。契約というか携帯電話でチョチョイと操作するだけだけど。
で、聴いていた。ボクはLinnの装置でタイダルを受けて聴いているんだけど、作品一枚全体聴けなくて、この装置に貯蔵されているさまざまな音源に飛んで行ったりする。ちゃんとやり方理解していないのだからしょうがない。
今、トミー・フラナガン聴いていたとして、いつの間にかエリック・ドルフィーが咆哮していたりする。そんな風にビバリー・ケニー、リッチー・カミューカ、ヘルゲ・リエンとかわるがわるかかる。
そして流れてきた曲がよくて仕事の手を休めて聴き入った。素朴、朴訥。懐かしいような、ジャズの原点に接しているような。「求めているジャズはこれなんだよ」、と言ってみたくなるような感じ。それは最近取り込んだ太田寛二の「コテージ・フォー・セール」だった。まさしくバド・パウエルの世界観。ジャズファンは、ドド・マーマローサの『ドドズ・バック』で聴き慣れ親しんでいるかもしれない。やはり太田寛二は不滅だと思った。
2003年頃、当時のスウィング・ジャーナル臨時増刊『ジャズ読本2003』で『イフ・ユー・クッド・シー・ミー・ナウ』の作品をレビューしていたようだ、資料調べたらそのようなことが書いてあった。それによると当時ボクは、今年の1枚としてお薦めしたい作品だ。確かにオーソドックスな手法は取り立てて珍しいものでなく、もう何十年も前から演奏されている普通のスタイルだ。しかし今年、この時期に聴くこのスタイルの新鮮なことよ。とあった。あれから15年以上経過しているけど気持ちは同じだと思った。
バップ系の渋い選曲でさらに太田寛二の良さを引き上げたような気がする。Linnの気まぐれ選曲に今日は感謝。
(山本隆)

■Kanji Ohta: Piano
Sachiyo Nayuki: Alto Saxophone
Hiroki Sato: Bass
Yotaro Imamura: Drums

ソングリスト

  • 1.Minor Misharp
  • 2.Deep Purple
  • 3.So Sorry Please
  • 4.Webb City
  • 5.A Cottage For Sale
  • 6.The Way You Look Tonight
  • 7.Remember
  • 8.Moose The Mooche
  • 9.Walk Right Back