ビハインド・ジ・エイト・ボール+モー・ロック

BABY FACE WILLETTE ベイビー・フェイス・ウィレット

ジャズ・オルガン界の流星、ベイビー・フェイス・ウィレットの傑作2タイトルをカップリング

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  • 紙ジャケ
レーベル
オールデイズ・レコード
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
ODR7042
通販番号
1008314253
発売日
2021年06月25日
EAN
4571534830426
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商品詳細情報

ジャズ・オルガン界の流星、ベイビー・フェイス・ウィレットの傑作2タイトルをカップリング!

日本でウィレットの名が俄かにクローズアップされたのは、筆者の記憶ではジャズ批評誌『私の好きな一枚のジャズレコード88』にサックス奏者/作曲家のジョン・ゾーンが登場し、「ジミー・スミス以外にもこんなにすごいオルガン奏者がいるんだぜ」的な熱いコメントと共に『Face to Face』を紹介したのがほぼ初めてだったのではないかと思う。

当CD前半を飾るのは、『Behind the 8 Ball』からのトラックだ。タイトルには“後がない”“絶体絶命”“瀕死の状態”といったニュアンスがある。メンバーは、ウィレット(オルガン)、ベン・ホワイト(ギター)、ジェラルド・ドナヴォン(ドラムス)、ジーン・バージ(アルト・サックス、「Amen」のみ)。ジェラルドの苗字はドノヴァンと記されることもあり、ジーン・アモンズやエディ・ハリスのバンドでも活躍、その後アジャラム(Ajaramu)と名を改めてシカゴの前衛音楽集団AACMに所属した。バージの別名は“ダディ・G”、64年頃から70年にかけて演奏家/アレンジャー/プロデューサーとしてフォンテラ・バース『The New Look』、マディ・ウォーターズ『Electric Mud』、ハウリン・ウルフ『The Howlin Wolf Album』など数々のチェス・レコーズ系アルバムの音作りに関わった。「Amen」は短いながらも、あまり陽の当たることのないバージのジャズ・サックス奏者としての一面を鮮やかに照らし出している。
 
63年秋からシカゴのクラブ「モロッカン・ヴィレッジ」等に登場。約半年後、同地に拠点を置くアーゴ・レコーズがウィレットの吹き込みを行なった。それが当CD9曲目以降の『Mo Rock』である。メンバーはウィレット、ベン・ホワイト(ギター)、ユージーン・バース(ドラムス)。おそらく実演でもこの3人で場内を沸かせていたのであろう。スタジオ録音ではあるけれど、「モロッカン・ヴィレッジ」に捧げたタイトル曲を筆頭に、エンタテインメント性とスリルたっぷりの、ジャズ、ブルース、ソウル、ゴスペルのごった煮をこれでもかと楽しませてくれる。~解説より抜粋
解説:原田和典

ソングリスト

  • 1.BEHIND THE 8 BALL
  • 2.SONG OF THE UNIVERSE
  • 3.AMEN
  • 4.TACOS JOE
  • 5.ROLL ’EM PETE
  • 6.JUST A CLOSER WALK
  • 7.ST. JAMES INFIRMARY
  • 8.SINNIN’ SAM
  • 9.MO-ROC
  • 10.BANTU PENDA
  • 11.DAD’S THEME
  • 12.BUT NOT FOR ME
  • 13.MISTY
  • 14.UNSEEN AND UNKNOWN
  • 15.ZIP FIVE
  • 16.SIGHT IN DARKNESS