今、この時代だからこそ作りたい音楽がある。アメリカを代表する女性ブルース・ロック・ギタリスト/シンガー・ソングライターであるボニー・レイットが自身のバンドと作り上げた、ライヴ・ミュージックを一緒に演奏できる圧倒的な喜びと安堵に満ちたアルバム『JUST LIKE THAT…』完成!
■アメリカを代表する女性ブルース・ロック・ギタリスト/シンガー・ソングライターであるボニー・レイット。アーティストとしてギタリストとして、またシンガー・ソングライターとして確固たる存在感を放ってきた彼女が前作から約6年振りとなるニュー・アルバムを完成させた。彼女にとって通算21作目のスタジオ・アルバムとなる『JUST LIKE THAT...』は、ソウルフルなグルーヴにパワフルなメロディと歌詞が素晴らしいコンビネーションを見せた作品だ。
そう語るように、彼女は、自身を作り上げてきた様々な音楽的影響を取り入れながら、この現代社会の未曾有の状況や抱える課題について訴えかけるような作品を今作で作り上げている。アルバムのタイトルは、今作に収録されている曲の歌詞の一部(Just Like that your life can change そんな風に人生が変わることもある)からとられたものだという。 “突然何もかもが変わってしまうなんて――誰もが予想してなかった“とこれほどまで感じたことはなかったと語る彼女は、この歌詞がアルバム・タイトルにぴったりだと思ったそう。
■アルバムには、長年のギタリストであるジョージ・マリネリと共作した、最近亡くなった友人や家族に捧げたロック・ナンバー「Living For The Ones」や、復興の影に潜む悪魔について描いた「Waitin‘ For You To Blow」はモーズ・アリソンとエディー・ハリス、そして70年代ファンクが同じぐらいの割合で混ざり合ったファンキーで皮肉っぽい1曲だ。「自分の奥深くに流れていたフィーリングやスタイルから新しいものを作り出すのはすごく刺激的だと思う」今作に収録された新曲について彼女はそうコメントする。
■その他アルバムには、彼女の実体験から生まれた楽曲――数年前に読んだ受刑者用ホスピス・プログラムについてのニューヨーク・タイムスの記事から生まれた「Down The Hall」、そして臓器提供によって大きな影響を受けた二組の家族に関するローカル・ニュースからインスピレーションを受けたという「My Heart Was Just So Blown Open」が2曲、収録されている。どちらの記事やニュースも目にした途端、曲にしたいとおもったという。