ベーム指揮 63年ルツェルンでのブラームス / 74年ザルツブルクでのモーツァルト
ベーム指揮 63年ルツェルンでのブラームス / 74年ザルツブルクでのモーツァルト
2,970円(税込)
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【収録内容】
(1)スイス放送(DRS)のアナウンス
(2)-(4)ブラームス:ピアノ協奏曲第1 番 ニ短調 Op.15
(5)オーストリア放送(ORF)のアナウンス
(6)-(8)モーツァルト:ピアノ協奏曲第18 番 変ロ長調 K.456
【演奏者】
ゲザ・アンダ(ピアノ)
カール・ベーム(指揮)
(2)-(4)フィルハーモニア管弦楽団
(6)-(8)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(2)-(4)1963年9月14日/ルツェルン音楽祭(ライヴ・モノラル)
(6)-(8)1974年8月25日/ザルツブルク音楽祭(ライヴ・ステレオ)
(CD)
79:27
アンダとベームとの共演、注目の完全初出音源です。63 年ルツェルン音楽祭でのブラームス1 番と74 年ザルツブルク音楽祭でのモーツァルト18 番。それぞれの協奏曲の前には放送時のアナウンスも収録されています。
第2 番の録音が複数知られているのに対し、第1 番はあまり世に出ていないアンダのブラームス。ベームとの共演で聴けるとは僥倖です。深くじっくりと奏でられるオーケストラに対し、熱っぽくもしっかり構築的に弾きあげるアンダ。卓越した技量と比類のない激しさがぶつかりあう白熱の演奏です。モノラル録音とはいえ音楽の充実ぶりは十二分に堪能できます。
アンダは52 年から毎年ザルツブルク音楽祭に出演し、この地と良好な関係を続けました。60 年代に弾き振りでカメラータ・ザルツブルクと録音したモーツァルトの協奏曲全集は至高の名盤として聴き継がれています。そんなアンダの最後のザルツブルク音楽祭出演となったのがこの74 年のモーツァルト。透明な音で軽やかに舞い上がり、かつ心の内をじっとみつめるような、確たる芯のある上質の戯れ。癌を患う1 年前、死の2 年前の演奏であり、緩徐楽章などまさにアンダの「白鳥の歌」と言えましょう。たまらぬ響きを持つベームVPOとの対話も多角的に愉しめるステレオ録音。カデンツァは全集録音のものと同一です。
(キングインターナショナル)
GEZA ANDA / ゲザ・アンダ
ハンガリー出身のピアニスト