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ジャケ、タイトルを含め、ステキでありながら自然に神妙な作品。とかくrune grammofonというレーベルはレーベル・カラーが明確に存在するのにも関わらず、作品ごとに何がでてくるかわかない新鮮な好奇心をもたせてくれま す。この「in the country」の場合、ピアノ・トリオでそれをやってみたのではなく、たまたまフォーマットがピアノ・トリオだったという感じでしょう。音楽を評価する方法は多様ですが、大抵は個々の楽器のフレーズ、メンバーの即興的インタープレイが主軸になると思います。このMorten Qvenildという捉えどころのないピアニストがそのサウンドで表現しているのは、音楽をもっと離れた所から捉えているかのような視点によるサウンドのよう。曲の最終着地点に向かうパーツは必要最低限のものをよりよく選び、そして静かに曲全体が何かを成していく・・・。それを上手に表現するセオリーなんてないはずなのに、彼はやってのけてしまう、そのセンスこそが彼の才能だと思います。その視点で聴くとJason Moranの最新作のサウンドにも通ずるものがある気がします。ちなみに今作、Marc Ribotが2曲参加。
Morten Qvenild (p, celesta, harmonium, hammond organ, vo), Roger Arntzen(b, vo), Pal Hausken(ds, per, vib, glockenspiel,vo)
guest : Marc Ribot(g on #7 and #9), Stefan Sundstrom (vo on #4)
新宿ジャズ館 渡辺裕之
IN THE COUNTRY / イン・ザ・カントリー