IMAGINE THE SOUND / イマジン・ザ・サウンド 60年代フリー・ジャズのパイオニアたち

V.A.(PAUL BLEY/ARCHIE SHEPP/BILL DIXON/CECIL TAYLOR) V.A.(ポール・ブレイ/アーチー・シェップ/ビル・ディクソン/セシル・テイラー)

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レーベル
ナウオンメディア
国(Country)
JPN
フォーマット
DVD
規格番号
NODD-00086
通販番号
JZ070402-11
発売日
2007年04月19日
EAN
4544466002902
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商品詳細情報

・・・ポール・ブレイの映像が見れるなんて、すげーDVDでたー!IAIとかで映像でてるのでしょうが見た事なかったんです・・・。1981年にカナダのカルチャー系を撮るドキュメンタリー映像作家ロン・マンの映画で世界初DVD化。当時sackville(カナダのレーベル)のプロデューサーというビル・スミスが取材&企画構成。ポール・ブレイ、アーチー・シェップ、ビル・ディクソン、セシル・テイラーと「ジャズの10月革命」に深く関わる4人に焦点をあててインタビューを交えた個々の演奏を繋いでいく90分。(4人の中にポール・ブレイが入ったのはカナダ繋がりもあるのでしょうか?ありがとうございます!たまんねっす!)このDVD化における字幕&解説はあの原田和典さん。さて、映像の方は・・・Paul Bleyは暗闇の中でのソロ・ピアノ、うん、いい!あの魅惑のサウンドがどのようにして作られるのか、唄うフレーズを弾く時に実際口で歌う所や、ためにためながら次の予想できない展開を生む瞬間などちゃんと撮ってます。やっぱり映像的にも内へ内へとこもるような印象。見れてよかったっす。惜しいのは演奏の中身を編集で繋いでる所がありますね。Bill Dixon(tp)は、Art Davis(b)とFreddie Waits(ds)のトリオ、いい!フレディー・ウェイツも見たかった!!ライブっぽいセットでかっけーっす!Archie Shepp(sax)はKenny Werner(p), Santi de Briano(b), John Betch(ds)、おお!ケニー・ワーナーってアーチー・シェップとやってたんだ!すいません、知りませんでした!スタジオでの演奏でアーチー・シェップ汗だくです。Cecil Taylorソロ・ピアノ。す、すごすぎる・・・彼の感覚が全て音として外へ放出するようなすごいパフォーマンス、ぶったまげる動きです。緩急のつけ方の上手さ、サウンドの新鮮さ、映像的に白背景に白帽子なのもナイス!鍵盤に高速手刀を繰り出しているかのような怒濤のフレーズ&ピアノの周りでの体の動きによる奇妙なパフォーマンス必見!よく見たらセシル・テイラー、それ寝巻きでしょう。
(新宿ジャズ館 渡辺)
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セシル・テイラー、アーチー・シェップ、ビル・ディクソン、ポール・ブレイ。60年代のフリー・ジャズ界を牽引してきた4人が魅せる壮絶な演奏が、5.1chサラウンド、デジタルリマスターで世界初DVD化!

1960年代、オーネット・コールマンやジョン・コルトレーンによって提唱された“フリー・ジャズ”。1964年、当時はまだ批判的な意見も多かったフリー・ジャズへの理解を深めようと、ブロードウェイのセラー・カフェで4日間にわたってコンサートやパネル・ディスカッションが行われた。企画・主催はビル・ディクソン。このイベントは「ジャズの10月革命」と呼ばれ、会場は大勢のジャズ・ミュージシャンたちと観客で溢れ、フリー・ジャズが急速に広まるきっかけとなった。約40名におよぶ出演者やバンドを迎えたこの革命に参加していたのが、約17年後に撮影された本作に登場するセシル・テイラーやアーチー・シェップ、そしてポール・ブレイだ。
「ジャズの10月革命」の熱気をそのまま持ち込んだかのような、繊細かつ大胆な怒涛の演奏を見せるセシル・テイラー、流れ落ちる汗を拭いもせず限りなく吹き続けるアーチー・シェップ、静かに演奏し熱く語るビル・ディクソン、冷静ながらも内に秘めた熱いものを感じさせるポール・ブレイ。楽器と真摯に向かい合う彼らの姿、固唾を飲んで見入ってしまうほどの迫力の演奏がフィルムに収められた。彼らが、音楽に対する思いやジャズと自身の過去、未来を語る貴重なインタビューも収録。彼らの気迫溢れる演奏が、25年の時を経てデジタルリマスター、5.1chサラウンドで鮮明に蘇り、世界に先駆けてDVD日本先行発売!!

【演奏楽曲】
アーチー・シェップ「U-Jamaa」「Mama Rose」
※「I Know About the Life」というアルバムのレコーディング風景だそうですが、上記2曲はなぜかこのアルバムには収められず、この映画でのみ聴くことができるそうです。

●セシル・テイラー
1929年ニューヨーク生まれ。5歳でピアノを弾き始め、8〜9歳の頃にはすでに作曲も行う。ニューヨーク大学とボストンのニューイングランド音楽院でピアノや音楽理論を学ぶ。56年にニューヨークのファイブ・スポットに出演、57年にはニューポート・ジャズ・フェスティバルに出演。60年にはアーチー・シェップを加えたバンドで活動、62年にはヨーロッパ・ツアーを敢行、63年にはアルバート・アイラーを加えて活動。64年、ビル・ディクソンらと共に「ジャズの10月革命」を開催後、「ジャズ・コンポーザーズ・ギルド」を組織。70年代からはソロ活動も活発に行い73年に初来日。80年代以降は、詩の朗読やダンスなども始め表現方法を拡大した。今年2月に久々の来日を果たし、セシルを師と仰ぐ山下洋輔と完全即興のステージを繰り広げる。

●アーチー・シェップ
1937年、フロリダで生まれフィラデルフィアに移住。もともとは俳優志望だったため大学では演劇学を学ぶ。当初はR&Bやラテン・バンドで活動するがフリー・ジャズに転向。60年にセシル・テイラーのバンドに参加、その後もジョン・コルトレーン、ビル・ディクソン、アーティー・ショウなどフリー・ジャズの名だたるミュージシャンたちと活動を共にする。64年の「ジャズの10月革命」、「ジャズ・コンポーザーズ・ギルド」に参加。70年代以降はスタンダードなジャズに戻って活動している。アフリカン・アメリカンのルーツを持つため、活動家としても知られている。

●ビル・ディクソン
1925年マイアミに生まれ、ニューヨークで育つ。最初は画家を目指すが第二次大戦で負傷したことがきっかけでジャズの道に進む。51年にセシル・テイラーと出会い共に活動を始め、60年代初頭にアーチー・シェップとも共に活動する。64年、フリー・ジャズの認識を高めるきっかけとなった「ジャズの10月革命」を企画・開催。「ジャズ・コンポーザーズ・ギルド」を組織した後は音楽教育、若者の育成に従事し、世界中でワークショップを開いている。

●ポール・ブレイ
1932年カナダ・モントリオール生まれ。8歳でピアノを始め12歳でプロとなる。ジュリアード音楽院で作曲と指揮を学ぶが、50年代半ばから前衛的なスタイルに転向していた。チャーリー・パーカー、チャールズ・ミンガス、チェット・ベイカーなどと共演。ピアニストのカーラ・ブレイと結婚後に「ジャズの10月革命」に触れ、本格的にフリー・ジャズの道へと進む。

字幕監修・解説:原田 和典

音楽ライター。1970年北海道生まれ。19歳で上京、老舗ジャズ雑誌で働く(最後の5年間は編集長)。2005年からフリーランスとして活動。著書には『清志郎を聴こうぜ!』(主婦と生活社)、『世界最高のジャズ』(光文社新書)、『コルトレーンを聴け!』(ロコモーションパブリッシング)、『元祖コテコテ・デラックス』(ジャズ批評社)。共著には『JAZZ“名盤”入門!』(宝島社新書)、『さわりで覚えるジャズ25選1〜3』(中経出版)等。

■タイトル:イマジン・ザ・サウンド ──60年代フリー・ジャズのパイオニアたち  (原題:Imagine the Sound)
■発売日:2007年 4月20日(金) ■価格:3,990円 (本体価格:3,800円)
■商品番号:NODD-00086 ■JANコード:4544466002902
■収録分数:90分 ■仕様:片面2層 画面サイズ16:9 ドルビー・デジタル5.1chサラウンド /ドルビー2.0chステレオ 日本語字幕
■監督:ロン・マン ■制作年:1981年 ■製作国:カナダ
■著作権表記:(c) 2007 Sphinx Productions All rights reserved.
■発売元・販売元:ナウオンメディア(株)
■URL:http://www.nowondvd.net/products/imagine/
※ジャケット/仕様などは変更する場合もありますが、ご了承下さい。