2,519円(税込)
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2010年2月度スタッフ推薦盤!!
待ってました! 大人気テナー、ジェリー・バーガンジ新作はサックス・トリオ! 基本的に全編がテナー・トリオで、テーマ部分など要所要所で自身のソプラノ・サックスやピアノをオーバーダブしていたりします。ただこれ、実に自然でなんら野趣性を損なうものではないのです。甲乙つけがたい見事な音のテナーとソプラノを同時に楽しめるのは、むしろ素晴らしい贅沢。なんせ自分でやってるもんで、ハーモニーでも熱い掛け合い(!)でも絶妙なコンビネーションを聴かせてくれます。ベース、ドラムともに長らく活動を共にする名手中の名手で、実に細かいニュアンスまでもが息ピッタリ。各人の繊細な表現力と心地よいバウンス感がたまりません。2曲目「Obama」など、どういう意味が込められているのかはわかりませんが、味わい深いオリジナル曲群も魅力。トリスターノやモンクなどを思わせるウネウネと調性感の薄いメロディー・ラインながら、妙に耳に残ってしまう佳曲ばかり。サックス・トリオといっても多種多様なものがありますが、真に創造的なアドリブの緊張感と達人ならではの絶妙なリラクゼーションを融和させたこんなサウンド、なかなか他では聴けません。表面上の派手さこそありませんが、極めて高い中毒性を持った作品です。
(お茶の水ジャズ館 戸畑)
ここ最近のアルバムも非常に高評価を得ている人気テナー、ジェリー・バーガンジ最新作がSAVANTより登場!最近の2作はワンホーン・カルテットでしたが今度はピアノレスのサックストリオ!
ベースとドラムだけのトリオというのは、良いプレイヤーにとってはそれだけイマジネーションを刺激されるのか、まるで隙間を埋めていくかのように、そして自由にフレージングをたたみ掛けるバーガンジのプレイは快感そのもの。この人、テナーの音色も良いだけにこうしう編成が非常に映えますね。
一部でソプラノやピアノのオーバーダブ(ピアノもバーガンジ本人が弾いているようです)が入るところは好みの別れるところでしょうが、まさに絶好調のバーガンジを堪能できる充実の1枚と言えるでしょう!
Jerry Bergonzi(ts,ss,p)
Dave Santoro(b)
Andrea Michelutti(ds)
JERRY BERGONZI / ジェリー・バーガンジ