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1935 年生, レジェンド・ドラマーとのトリオ演奏再びSmallsでの演奏を記録した『Live at Smalls』から5年真のビバップ・ドラマーに胸を借りたアイバーソン、ストリートの滋味溢れるスタジオ録音。1935 年生まれ今年5月で78 歳となった超ベテラン・ドラマー、アルバート・トゥーティー・ヒースと、イーサン・アイバーソン、ベン・ストリートといった世代を越えたアーティストの交流を記録した作品。このユニットのそもそものきっかけは、同じく、ベテランと言えるビリー・ハート(1940 年生) の推薦によるとのこと。( ハート) 自身のグループのピアニストであるイーサン・アイバーソンに、アルバート・ヒースとの共演をリコメンド。Smallsでのライブ共演が実現し、ライブ・レコーディング。(『Live at Smalls』としてリリース。)そして、以来共演を繰り返して5年。再び、本作の発表となりました。イーサン・アイバーソン曰く“アルバート・ヒースは、バップを、スクールでなく“ストリートから”学んだ今や数少ない真のビバップ・ドラマー”。そんな大先輩ドラマーに胸を借りてのレコーディングは、今回も、ズバリ、ジャズにまつわる数々のスタンダードが演奏されます。しかし、そのレパートリーはいわゆるビ・バップ・ナンバーにとどまりません。ストライド・ピアノの祖であるジェイムス・P. ジョンソンの曲を皮切りに、Stompin at the Savoyといったスウィンギーな演奏が映える名曲、またビリー・ストレイホーンのブルース曲(M6)を核としつつ、ヘンリー・マンシーニの映画曲“シャレード”あり、ジョビンの“ハウ・インセンシティヴ”のような楽曲も。また興味深いのは、ジョン・コルトレーンの初リーダー作で演奏されたことで名高い“コートにすみれを”(M-5) でもあるでしょう。その録音日はヒースの22 歳の誕生日でもあったのだとか。ここでのメンバー3 人の演奏はぐっと慈しみ深いバラード演奏となっています。加えて、“ファイアー・ワルツ”も演奏。この曲はエリック・ドルフィー、ブッカー・リトルのファイヴ・スポットでのライブであまりにも有名ですが、作曲はマル・ウォルドロン。実際アイバーソンはマル・ウォルドロンから多くのインスピレーションをえたとのことですが、同時に、この演奏は、マルと数々の共演をしたヒースの歴史の一頁を語るとも言えましょう。またラストにはヒースの長い歴史が沁み込んだ端正な演奏を記録したドラム・ソロも聴くことが出来ます。Bad Plusのメンバーとしてアイバーソンの名前を知った方には、『Live at Smalls』と共に、意外なイメージもあるかもしれませんが、偉大なるレジェンド・ドラマーとの滋味溢れる演奏を収録した一作。話題の一枚です!(新譜案内より)
■Albert Tootie Heath(ds), Ethan Iverson(p), Ben Street(b)
※参考音源
ALBERT "TOOTIE" HEATH / アルバート・ヒース