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古今東西いずこの民衆伝承にも、いわゆる春歌/艶歌はあるもので、南西フランス・ミディ・ピレネー地方のコルド・シュル・シエルに本拠を置く、実力派ユニット、ラ・タルヴェーロは、今回南仏オクシタニアのそういう歌ばかり22曲を集めてアルバムを制作。そのタイトルも『カンソン・ペルブラダ』(キワどい歌)。
例を挙げると、#4「EN ANGUENT A TOLON」(トゥーロンに行く途中)では、トゥーロンに行く途中ボーケールの町で魚屋の娘と出会い、声を掛ける。「娘さん、僕のしたいことさせてくれないか?」娘は「父ちゃんと母ちゃんに許可をとれ」と言う。父ちゃんは好きにしたらいいと言い、母ちゃんはちょっとだけだったらいいと言う。そこで僕は娘に3度だけおさわりをしたのだけれど、娘は「それじゃあ足りない」と言う。僕は本格的に靴を脱いで、もう一戦。それでも娘が足りないと言うのなら、取れたてのボラが店にありまっせ・・・そういう歌なのだ。
レパートリーは、そんな(!)伝承歌を中心に、リーダーのダニエル・ロッドーの創作のエロティコ・フォークやブラジリアン・サウンドも引用。オクシタニアの民族楽器が作り出すダンサブルなハーモニーと、中世言語(オック語)で歌われる独特の響きは、テーマ抜きに聞いても面白い。おっと、触れ忘れそうでした。ジャケットも実はかなりキワどいっすね。
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LA TALVERA / ラ・タルヴェーラ