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ホジェー(ROGE): セウ・ジョルジ、ガブリエル・モウラらと並び現在のサンバ・ホッキ(サンバ・ロック)シーンを牽引する鬼才ミュージシャン。カシンがプロデュースする2012年ニュー・アルバムで、圧巻のセンスを堪能!!
ブラジルMPBシーンの中心人物として活躍しながら日本では意外に知られていない逸材が、このホジェー。これまでに3枚のアルバムを発表。2NDアルバムでガブリエル・モウラや御大アルリンド・クルスらと競作した"Brasil em Brasa"が現地で大ヒット。UK FAR OUTからリリースされた新世代サンバ・コンピレーション「FAR OUT STRICTLY SAMBA」の冒頭に収録された"Swingue do Samba"とともに、新世代サンバのシンガー・ソング・ライターとしてその知名度を確立。そして前作"Fala Geral"にて、オーセンティックなサンバをアップデートした「今」のサンバ・ホッキ・サウンドを構築。リオ、そしてブラジルというローカルから世界へと視野を向けたサウンド・メイキング・センスも兼ね備えたまさに今最も注目のアーティストである。
その勢いは留まることを知らず、大ヒット作となったセウ・ジョルジの2011年作「Musica Para Churrasco Vol.1」では全10曲中7曲をセウ・ジョルジ、ガブリエル・モウラ、プレチーニョ・ヂ・セヒーニャ(Trio Preto)と共作。日本でも話題となった「ヤキソバ、醤油、鉄火巻」の掛け声で御馴染みのヒット曲"Japonesa"(ガブリエル・モウラ作)も、実はホジェーの1stアルバムで2003年に収録されていたりと、ブラジル・ファン全方面からその存在が注目されているなかで、2012年待望の新作!ということになるのだ。
ミドル・テンポのグルーヴとアジムスを想起させるシンセサイザーが、ビーチの潮騒とそよ風を感じさせてくれる#1 に始まり、切れ味鋭いホーン・セクションとアコースティック・ギターを中心としたシンプルなサウンドが次第に熱を帯びる#2、セウ・ジョルジの「Musica Para Churrasco Vol.1」にも収録された名曲"Ole Ole"再演#3、ひたすら心地よいグルーヴの英語詞曲#4などなど。サンバSSWとしてのホジェーの魅力がよりダイレクトに伝わってくる素晴らしい演奏の連続に、思わず身も心も委ねてしまう。
そんな彼の才能を祝福するかのように#5ではウィルソン・ダス・ネヴィスがゲスト参加し、渋いヴォーカルを聞かせる。#6ではアルリンド・クルス、マルセリーニョ・モレイラを交えて、外に置かれた机でビールをひっかけながらサンバに興じるような、ゆったりとしたライブ感で綴る普段着のサンバを披露。その後もロックやジャズ、そしてディスコやフュージョンの影響もほのかに感じさせてくれる絶妙のサウダーヂ・フレイヴァーを湛えたコンテンツで、高揚とクールダウンが寄せては返す堪らない心地よさだ。そんなサウンドを仕掛けているのはもはやブラジル新世代といった言葉も不要なほどの存在となったプロデューサー、カシン。そしてアレンジはブラジリアン・ディスコの生き証人、リンコルン・オリヴェッティ(!)というパーフェクトな布陣。ブラジル・マニアにとっては「コレはやられた!」というしかない組合せ。
サンバ/ロック/ブラジリアン・ソウル&ファンク、ディスコへも目配せした1枚は、楽しみ方も多彩。全ブラジル音楽ファンへ捧げる真の快作登場!!
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ROGE