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60年代から気骨あふれる演奏を貫くスタンリー・カウエル
SteepleChase15作目もスピリチュアル…!
クリスチャン・マクブライドBBなどで頭角を現すF.ヘンドリックスも熱演
★1966年、マリオン・ブラウンの『Why Not』でレコーディング・デビュー。ECM, ストラタ・イースト等々でのリリースを皮切りに半世紀に渡って第一線で活動するピアニスト、スタンリー・カウエルのSteepleChase15作目のアルバム。
★本作は、2019年、バルチモアを新たな拠点としてオープンした、キーストン・コーナーでのライヴ。フロントには、ウィントン・マルサリスのジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラや、ロイ・ハーグローヴのグループでも演奏するブルース・ウィリアムス、そして、クリスチャン・マクブライドのグループなどで活躍し、頭角を現すフレディ・ヘンドリックスの二管によるクインテット演奏。ベースは、ラドガース大学時代の教え子であるTom Dicarloが再び参加している。
★60年代から一貫として気骨あふれる姿勢を貫き、コマーシャルな方向に流れることなく、スピリチュアルな演奏を繰り広げてきたスタンリー・カウエル。現在80歳を目前としながら、今も変化することなく、バンド・メンバーとスピリッツをみなぎらせる。本人のオリジナルの他、キャリア初期に在籍したマックス・ローチの名曲「It's Time」(いわずもがな、ローチのimpulse!作品のタイトル曲)も演奏。カウエルはこの曲をタイトルにした作品もリリースしているが、モーダルな熱のこもった演奏は、タイム・トリップしたかのような錯覚も覚える名演としてここでも光輝いている。
メンバー:
Stanley Cowell (p)
Freddie Hendrix (tp)
Bruce Williams (as)
Tom Dicarlo(b)
Vince Ector (ds)
*Sunny Cowell (vo)
Recorded October 2019
STANLEY COWELL / スタンリー・カウエル