3,080円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
百鬼夜行。この批評を拒絶した呪いの歌(音)は知性を火傷させる。一度聴いてしまったら、もう手遅れだ。
(遠藤ミチロウ ライナーノーツより)
画家、ミュージシャンとして長く活動を続ける宮西計三の画業、音楽、詩等今迄の創作活動をすべて統合した集大成にして新境地。
新バンドThe Hundred Devilsの1stアルバム。
問答無用のジャンルレスミュージックである。
あがた森魚や憂歌団の木村充輝と活動するブルースギタリスト、ロイキと魔術の庭、夜光虫等、アンダーグラウンドを横断的に活動するベーシスト、ルイス稲毛を従えた2枚組、約2時間20分に及ぶライブ盤。
微細に絡み合いながら延々と続く反復に立ち現われる宮西の歌は、詩情に溢れ、表出される世界はサイケデリックそのものとしか言い様がない。
ライナーに遠藤ミチロウ氏、ジャケット絵に根本敬氏。もちろん作品中にも本人の美麗な絵を配している。宮西計三のすべてが、ここに詰まっている。
宮西計三
漫画家にしてミュージシャン。71年15歳にて上京し、マンガ家真崎 守(マサキモリ)氏のアシスタントとなる。
73年同修業時代を経て徳間書店「コミック&コミック」第一回日本劇画大賞佳作第一席入選にて17歳でデビュー。80年代前後より三流エロ漫画を描きだし、後のマンガニューウェイブの一翼を担う。
当時の代表作としてパンクバンド"スターリン"トラッシュ"のジャケットや「HEAVEN」誌に於ける"裸のラリーズ"のイラスト等がある。
ブロンズ社より第一作品集「ピッピュ」出版。
同時に音楽活動開始。 83年自らのバンド"Onna"(オンナ)デビュー。シングルEPを自主レーベルよりリリースした。
90年に入りマンガ、イラスト、タブロー、ロック等の分野を超えた表現へと変化する。代表作に「バルザムとエーテル」河出書房新社刊。「エステル」「リリカ」「マイラ」三冊共にペヨトル工房刊。CDアルバム「EROS-Onnaの世界」をブレストよりリリース。
2000年に入り作品の発表は個展という形式をとるようになる。
フロッグ、美蕾樹、スタディオ パラボリカ、ヴァニラ画廊、等で不定期ではあるが現在も催されている。
07年Onnaのアルバム「片羽」をP.S.Fよりリリース。09年に「Onna」をHoly Mountain(USA)よりリリース。現在フランスに於けるマンガ作品のベスト版出版の企画が進行中である。
宮西計三 THE HUNDRED DEVILS