2,530円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
卓越したテクニックはもちろん、音楽に対する真摯な姿勢が共感を呼び、多くのアーティスト、バンドの作品やツアーに参加する ”ドラマー・ソングライター” 坂田学。 Polaris脱退前後の2005年頃から、ドラマーとしての活動と並行して少しずつ大切に創作と録音を続け、10年を超える制作期間を経た2017年初頭に満を持して自身初のスタジオ録音オリジナル・アルバム『木の奥』をリリース。
本作では、ソロ・ライブなどを通じて定評があったソングライティング・センスを遺憾なく発揮。穏やかで普遍性のあるメロディとジェントルなボーカルをフィーチャーした、時代を超えた魅力を放つ歌もの中心のポップ・アルバムに仕上がっている。アコースティックな響きに導かれ、徐々に高揚感と緊張感を増して行く気心知れたミュージシャン仲間とのセッションは、坂田の歌声やハーモニーと絶妙なマッチングを見せる。更には、多重録音による独自の世界、サンプリングやエフェクトを駆使したアブストラクトな音空間まで、こだわり抜いたサウンドは彩り豊か。国内外の様々な音楽シーンで活躍するzAk、中野正之、笹原与志一が名を連ねるエンジニア陣もアンビエント、ミニマル、音響的なサウンドを内包したポップスという音楽性を構築する上で重要な役割を担っている。淡々と、しかし、確実に浸透する言葉が散りばめられた歌詞にも注目だ。
これまでのリリース作品『Solo Live at Penguinhouse』『Gradation』(ライブ音源)『Music for Nyancos~Hello Brilliant Future』(サウンドトラック)(いずれも2005年発表)とは異なる性格と味わいを持つ本作は、坂田学の実質的なファースト・アルバムと言えるだろう。
坂田学