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〈SLUDGE-TAPES〉より発表されていたカセット作品がCD化!
『Terminal The Culture』は21世紀初頭における都市の民族音楽のようなアトモスフィアを放っている。20世紀型の都市空間が崩壊し、終焉を迎える時代のサウンド・トラックのように。そしてその音の効力はいまだ消失していない。つまり、2015年以降のRyo Murakamiの活動を示唆できるようなサウンドともいえるし、2017年以降の先端的音楽のエクレクティック化を予言していたアルバムともいえる。『Terminal The Culture』の硬質で重厚な流動性の向こうに、『The Wall』の漆黒の大気と水と華の粒子を思わせるイメージとサウンドがあるのだ。すべては繋がっている。
なにはともあれ今回のCD化は、日本人によるダーク・アンビエント/インダストリアルな作品が、2014年の段階でこれほどの達成を示していたことの歴史的証明でもある。凄まじくも美しい荒廃のサウンド・スケープ。ぜひとも繰り返し聴き込んで頂きたい。
-デンシノオト
RYO MURAKAMI / リョウ・ムラカミ