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日本が誇るシューゲーザー、ドリーム・ポップのオリジネイター、sugar plantの名作アルバムがリマスター再発決定!
1996年の名作『trance mellow』が新作『headlights』と500枚限定で同時発売。
インディー、音響、ポスト・ロック、アンビエント、ディープ・ハウス、90年代からジャンルを超えたサウンドを紡いできたシュガー・プラント、彼らが最もダンス・シーンに接近したアルバムがこの『trance mellow』。このアルバムが制作された1996年はRAINBOW 2000に象徴される日本のレイヴ、ダンス・シーンの夜明けだった。メンバーがその真っ只中で新しい価値観とサウンドを体験し、同時期にアメリカ録音となった前作『after after hours』でアンビエント、チルアウトをバンド・サウンドとミックスさせた。同年そのコンセプトをさらに一歩踏み込んで制作されたのが今作である。シュガー・プラントがデビューから追い続けたメローネスはそのままに緩やかにループするリズムと重なり合うフレーズを広がりのある音響で配置した意欲作。Cafe Del Marを中心としたチルアウトからコクトー・ツィンズやスロウダイヴまでを包摂している。そして特筆すべきはラストに収録された『meadow』が現代音楽の名作ギャヴィン・ブライアーズの『シンキング・オブ・タイタニック』へのオマージュとなっていることである。このアルバムの発売後から野外レイヴやクラブでのライブが一気に増え、いち早くクラブ・カルチャーとロックのミクスチャーを実践した数少ないグループとなる。いまや伝説となったパーティーの数々に出演、特に2003年辻堂スプートニックでのライブはいまでも語り継がれている。
sugar plant
1993年に結成、インディー・バンドとして活動を開始。95年に1stアルバム『hiding place』を日米同時リリースし、以後すべての音源は海外でもリリースされている。同年には初のアメリカ・ツアーを行い、翌1996年にはアメリカでレコーディングした曲を含むミニ・アルバム『cage of the sun』をリリースし、同年アメリカでレコーディングと二度目のツアーを行う。そこでレコーディングされた『After After Hours』ではクラブ・カルチャーからの影響を反映した斬新なサウンドでインディー・ファンだけでなくポスト・ロックや音響派など幅広いシーンから支持され、アメリカのカレッジ・チャートで大きな評判となる。次作『trance mellow』ではよりディープなスタイルを追求しクラブ・シーンでも評判となり、この頃から野外レイヴやクラブ・イベントでのライブが増える。1998年リリースの『happy』は前作の『trance mellow』との2枚組でアメリカ発売となり、3度目のUSツアーを行う。2000年エンジニアにDry & Heavy、Little Tempoの内田直之をむかえたアルバム『dryfruit』をリリース、2002年にはドイツ盤も発売された。2002年には松本大洋原作の映画『ピンポン』のサントラに「rise」が収録され話題となる。以後、マイペースにライブ活動を継続し2018年ついに18年ぶりのアルバム『headlights』が発売された。Galaxie500やYo La TengoなどのUSインディーに大きな影響受けたロック・バンドとして活動を開始、当初からはっきりと海外志向があり実際すべての音源が海外リリースとなっている。3度にわたるアメリカ・ツアーではSilver ApplesやLow、Yo La Tengoなどとの共演も経験し当時まだ人気のあったカレッジ・チャートでは大きな評判となった。90年代中旬、日本のクラブ・シーンの黎明期をメンバーがその中心で体験したことによりバンドのサウンドもより広がりを見せ、ポスト・ロックや音響派の先駆けとしても評価は高い。