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極めて私的で且つ普遍的、徹底した飴色の美学で綴られる正統な日本の”フォーク”アルバム
2010年代における日本語フォークロックの傑作『野暮ったい服を着てどこへゆく』以来およそ7年振り、孤高のシンガーソングライター・牧野ヨシによるニューアルバムが完成。ほぼ全編、牧野自身の演奏によるギタ−/ベース/ドラム/ピアノに加え、ロックバンド「COPIES」で長年活動を共にする盟友・篠原良彰(ラッキーオールドサン)をはじめ、石指拓朗、田中ヤコブ(家主)、西村中毒(渚のベートーベンズ)、ゆうやけしはす(ex.すばらしか)ら縁の深いミュージシャン達の演奏が花を添える。
流麗でいて滋味深いメロディと、朴訥とした語り口が浮かび上がらせる生活の匂い。取り繕う事も誇張する事もなく、安直な引用もしない、悠然とした眼差しで機微を穿つ誠実な歌と詩情。そして、その源泉にある”歌いたいこと・書き留めたいことがある”唯その純一無雑な情熱は、誰しもが抱える言葉に出来ない心情を掬い上げ、心に焼き付いた情景やノスタルジーを思い起こさせる。極めて私的で且つ普遍的、徹底した飴色の美学で綴られた正統な日本の”フォーク”を更新してみせる全14曲。牧野ヨシ本人選&手描きによる特典コードブック付き。
牧野ヨシ