トーキョー・シンコペーション - 音楽表現の現在

沼野雄司

現代音楽のスペシャリストである沼野雄司氏による既成概念を打ち破る“新しい”音楽批評

  • BOOK
  • 新品在庫なし
  • (注文は可能/1ヶ月未入荷の場合キャンセルのご案内を致します)

2,420円(税込)

※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!

レーベル
音楽之友社
国(Country)
JPN
フォーマット
四六判
規格番号
4276210134
通販番号
1008765721
発売日
2023年12月25日
EAN
9784276210134
  • LINE

  • メール

商品詳細情報

四六判
272頁

現代音楽のスペシャリストである沼野雄司氏による既成概念を打ち破る“新しい”音楽批評

『レコード芸術』誌において2022年4月から16回に渡って掲載され、カルト的な人気を誇った同名記事に大幅に加筆して再構成。世界的にも評価が高く日本でのネームバリューも抜群!!
当代を代表する音楽学者であり「現代音楽」のスペシャリスト沼野雄司が、堅苦しい、難しいと思われがちな作曲家たちの思考や作品を美術、映画、哲学、小説、ロックやポップスなど、他ジャンルの作品との比較の中で軽妙なタッチで深く論じる。

目次
第1章 音楽の視覚性/視覚の音楽性

――クリスチャン・マークレイ、安野太郎

第2章 イメージからノスタルジーへ
――フィリップ・グラス《浜辺のアインシュタイン》
第3章 複雑性と吃逆――ブライアン・ファーニホウ、近藤譲
第4章 沈黙ぎらい――ヴァンデルバイザー、杉本拓、星谷丈生
第5章 不器用と恩寵――坂本龍一、木下正道――
第6章 マニエリスムからの距離――マーク・アンドレ、川上統
第7章 表象不可能性と音楽――藤倉大、川島素晴――
第8章 地図・領土・美術館
――ヨハネス・マリア・シュタウト、ファウスト・ロミテッリ
第9章 カノンと1ミリ
――アントン・ウェーベルン、アルノルト・シェーンベルク
第10章 あたらしさい旧さ/旧いあたらしさ
――鈴木純明、エンノ・ポッペ
第11章 左眼のエクリチュール――ヤニス・クセナキス――
第12章 音を楽しまない音楽――池田亮司、足立智美――
第13章 ノン・バイナリーな挑発
――オルガ・ノイヴィルト「オルランド」――
第14章 音楽における「日本的なもの」――YMO、梅本佑利
第15章 歌声を増幅せよ――松本祐一、有馬純寿
第16章 喪失の音楽
――マイルス・デイヴィス、サルヴァトーレ・シャリーノ

◆対談:音楽批評はどのように可能か? 沼野雄司×舩木篤也

プロフィール
沼野 雄司(ヌマノ ユウジ)

東京藝術大学大学院博士課程修了。博士(音楽学)。
主な著書に『リゲティ、ベリオ、ブーレーズ 前衛の終焉と現代音楽の未来』(音楽之友社)、『光の雅歌 西村朗の音楽』(春秋社、共著)、『孤独な射手の肖像 エドガー・ヴァレーズとその時代』(春秋社、第29回吉田秀和賞)、『ファンダメンタルな楽曲分析入門』(音楽之友社)、『音楽学への招待』(春秋社)など。国内外での学会発表のほか、音楽批評、演奏会・CDライナー解説の執筆、音楽祭の企画・監修、コンクールの審査員、オーケストラや演奏活動の公的助成審査などに幅広く従事。2008年から2009年にかけてハーヴァード大学客員研究員。現在桐朋学園大学教授。

(出版社資料より)