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日本が誇るシューゲーザー、ドリーム・ポップのオリジネイター、sugar plantの1998年の名作『happy』が初のリマスターでカセット発売決定!
インディー、音響、ポスト・ロック、アンビエント、ディープ・ハウス、90年代からジャンルを超えたサウンドを紡いできたシュガー・プラント。現在Spotifyでの月間リスナーは常に30,000人を超え、アメリカを中心に海外での評価がまた高まっている。ここ数年のSlowdive、Mazzy Starの復活などシューゲーズ・サウンドの再評価とKhruangbinやBonobo、Cigarettes After Sexなどのメロー・グルーヴへの日本からの返答として静かに注目されている。
今回のカセット・リイシューは最高傑作と名高い1998年リリースの『happy』をリマスター、音の解像度が上がりさらに奥行きを増したサウンドとなっている。ボーナス・トラックとしてフランスのアンビエント・アーティストによる「rise」のリミックスを収録。
■sugar plant
1993年に結成、インディー・バンドとして活動を開始。95年に1stアルバム『hiding place』を日米同時リリースし、以後すべての音源は海外でもリリースされている。同年には初のアメリカ・ツアーを行い、翌1996年にはアメリカでレコーディングした曲を含むミニ・アルバム『cage of the sun』をリリースし、同年アメリカでレコーディングと二度目のツアーを行う。そこでレコーディングされた『AfterAfter Hours』ではクラブ・カルチャーからの影響を反映した斬新なサウンドでインディー・ファンだけでなくポスト・ロックや音響派など幅広いシーンから支持され、アメリカのカレッジ・チャートで大きな評判となる。次作『trance mellow』ではよりディープなスタイルを追求しクラブ・シーンでも評判となり、この頃から野外レイヴやクラブ・イベントでのライブが増える。1998年リリースの『happy』は前作の『trance mellow』との2枚組でアメリカ発売となり、3度目のUSツアーを行う。2000年エンジニアにDry & Heavy、Little Tempoの内田直之をむかえたアルバム『dryfruit』をリリース、2002年にはドイツ盤も発売された。2002年には松本大洋原作の映画『ピンポン』のサントラに「rise」が収録され話題となる。
以後、マイペースにライブ活動を継続し2018年ついに18年ぶりのアルバム『headlights』をリリース。Galaxie500やYo La TengoなどのUSインディーに大きな影響受けたロック・バンドとして活動を開始、当初からはっきりと海外志向があり実際すべての音源が海外リリースとなっている。3度にわたるアメリカ・ツアーではSilver ApplesやLow、Yo La Tengoなどとの共演も経験、当時まだ人気のあったカレッジ・チャートでは大きな評判となった。90年代中旬、日本のクラブ・シーンの黎明期をメンバーがその中心で体験したことによりバンドのサウンドもより広がりを見せ、ポスト・ロックや音響派の先駆けとしても評価は高い。
sugar plant