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北海道出身若手バンド、Glansの1st album「slow tree」が十三月よりリリース決定!
2023年11月に開催されたRoad trip to全感覚祭、メインステージにも出演した北海道出身若手バンドGlansの1st album「slow tree」が十三月よりリリース。
Glansの地元、北海道でのライブを見たマヒトゥ・ザ・ピーポーからのオファーによりアルバムのリリースが決定した。
シームレスな連なりの中、時代を貫通するセンスをおびた楽曲群が投影する、39分に渡る情景のたゆたいは静寂、ダンスミュージックを通り抜け、その先に青白い光にも似た眩さを紡ぎ出す。
サウンドサポートにmidori yamada(the hatch)、レコーディング・ミックスをyuiti yamazi、ジャケットのイラストにKotetsuが参加している。
また本作のデザインは江河達飛 (Glans Vo.Gt)が担当している。
いつくらい前だっただろうか?北海道を旅していて、PROVOにふと立ち寄ると知らないバンドが演奏していた。北国がそうさせたのか、独自の厳しい戒律で縛った規則の中を
すり抜けるようにエクスペリメンタルな意識は虚空に溶け出し、気づけばフロアは深海につかった。海の中なのに呼吸ができる!わたしはその晩、人の形をした魚だった。
ライブが終わってエフェクターを片付けるボーカルに「十三月でだしてくれないか?」と声をかけた。ところでバンド名はなんというの?
彼はウォルトディズニーのような満面の笑みを浮かべながら「glans」と発した。
マヒトゥ・ザ・ピーポー(十三月)
DJが作り上げる一晩のように伸びたり縮んだり、時間軸を自在に畝らせる。
ただ感覚が麻痺することはなくて、ハードコアのそれのように切実な空気の振動に心臓が大きく脈を打ち、血液が勢いよく体中をめぐる。
実態がなくなりそうな瞬間のまま耳が熱くなって、毛穴がひらき、爪先がビリビリする。
そこに、ここにあった、魂と呼べそうな存在を捉える40分の小旅行。
12の頃から成長を見てきた不良少年たちが時間の許す限り音楽に寄り添い続けてうまれた
美しい生活の音。
the hatch 山田碧
Glans