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渡りに船。瓢箪から駒。京都に暮らす古馴染みの4人が今にしてバンドを組み作り上げた大傑作!
シンガーソングライターでありアコースティックギターの弾き語りを基軸に活動している長野友美が活動20年目となる2023年に結成した京都のロックバンド「長野友美と舟」。弾き語りにおいては静謐で繊細な印象を与える長野友美だが、アコギをエレキに持ち替えたことや集まったメンバーの性質によってパワフルで竹を割ったようなロックサウンドに変貌した。バンドの成り立ちは長野友美が京都においてロックミュージシャンのライブをホストをする際「フォークスタイルではなくロックの文脈で共演できれば」という思いで一番身近なところにいる「ロック」の友人たちに声をかけたのがきっかけだ。
バンド名はメンバーが「渡りに船」といった調子で決まったことに由来する。当初は「一夜限りの企画モノ」という軽い気持ちの結成だったがライブオファーに生かされ続け、気がつけば3年目。音も気分良く熟成してきたところでアルバムを出す運びとなった。長野の持つオルタナティブな味わいの作曲と一度聴けば物語がすっと頭の中で映像化されてゆく詩の妙が「舟」によってロックでポップな躍動を得て、妖しさや内省性、うれいを帯びた叙情が見え隠れしながらもキッパリと明るい作品に仕上がっている。
長野友美と舟