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全ての痛みと恥ずべき事実、そして全ての希望と奇跡がここにある。 ブルースを主体とした様々なルーツ・ミュージックをつなぐ稀有の才能/ブルース・シンガー・ソングライター/ストーリーテラー、エリック・ビブ。69歳を迎えてなお音楽探求の旅を続ける彼が、母国アメリカへの想いを綴ったProvogue Records移籍第一弾となる最新作『DEAR AMERICA』を完成させた!
「このアルバムは、ラヴ・レターのようなものさ。アメリカという国は痛みや血塗られた歴史を連想させるが、同時に信じられないほどの希望と楽観主義も持っている。近年のBlack Lives Matterムーヴメントなど、今の若い人たちを見ると驚くべきことがたくさんある。こういったことは、今もなおあの60年代のエネルギーがこの国に存在していることを実感させてくれるんだ。良いものを押さえておくことなんてできないからね」 ─ エリック・ビブ
60年代のフォーク・シーンで活動していたレオン・ビブを父に、そしてMJQのジョン・ルイスを叔父に持つ、NY生まれのフォーク/ブルース・シンガー・ソングライター、エリック・ビブ。1951年に生を受け、13歳でNYの音楽学校で学び、19歳でパリにわたり、その後ヨーロッパを活動の拠点にしながら母国アメリカのルーツ・ミュージックを主体にしたサウンドを奏で続ける彼は、現在までに2度のグラミー賞ノミネートを果たし、ブルース・ミュージック・アワードを受賞、ブルースを主体にフォークやゴスペルといったルーツ・ミュージック、そしてワールド・ミュージックの要素も取り込みながら、69歳を超えた今でも精力的に音楽探求の旅を続ける、実力派ベテラン・アーティストだ。
そんな彼が2018年に発表した2枚組のアルバム『GLOBAL GRIO』に続く最新作『DEAR AMERICA』を完成させた。グリーンウィッチ・ヴィレッジの理想主義的精神や、家に飾っていたボブ・ディランのポスターから、くすぶりつづけていた人種差別という傷を世界に開いて見せることとなった近年の衝撃的な事件まで、70年近くに亘る彼の人生で経験してきた全ての痛みや恥ずべき事実、そしてその先にある全ての奇跡や希望を綴った今作は、このアルバム・タイトルが指し示す通り、母国アメリカへの想いをルーツ・ミュージックに乗せて語る、意欲的な作品だ。
2019年、世界的パンデミックで世界中のスタジオが閉鎖される前にブルックリンにあるStudio Gで、プロデューサー/共作者のグレン・スコットを始め、ドラムのスティーヴ・ジョーダンやメンフィスが誇る最高級ブルース・ギタリスト、エリック・ゲイルズといったメンバーと共にレコーディングが行われている。現在はスウェーデンを活動拠点にしている彼だが、今作のレコーディングのために再びNYに戻ってきたことは、彼にとって現代の熱気に満ちた時代の鼓動を再び実感し、自身のルーツである場所を再認識させてくれたという。伝説的ベーシスト、ロン・カーターや、現シーンの最高峰に位置するベーシスト、トミー・シムズといったアーティストも参加している今作は、彼の人生においても非常に大きな意味を持つ作品となっているのだ。
アメリカの歴史に光と闇があるように、この『DEAR AMERICA』にも光と影が存在している。母国アメリカの最も有害な問題を探求することで、そこにある希望や愛、そして明るい未来を表現していくその手法は、彼のストーリーテラーとしての力量の凄さを強く実感させてくれる。
<メーカーインフォより>
ERIC BIBB / エリック・ビブ