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ジャズ~クロスオーバーDJの坂尻憲司氏が主宰するレーベル、WONDERFUL NOISEより2013年2月に発表した「FADE AWAY E.P.」に続く、セカンド12"シングルをcatuneよりリリース。
初期のヘンリク・シュワルツを彷彿とさせるA.1「All in Line」は、かつてゴスペル・クワイアにも参加していたこともある彼のルーツがグルーヴににじむスローモーなディスコ・ファンク・トラック。独 Mojubaよりリリースしたシングルや2011年のアルバム『Kawasaki』がヨーロッパを中心に高く評価されている日本人ハウス・プロデュー サー、STEREOCiTIことken sumitaniが担当したそのリミックスA.2は、オリジナルのヴォーカル・フレーズを用いながら、アトモスフェリックなシンセサイザーとパーカッショ ンを活かしたフロア向けなディープ・ハウス・トラックに仕上がっている。一方のB.1「I See It」は、自らのヴォーカル・ワークと洗練されたエレクトリック・ピアノを交えながら、ファンキーなベースがフロアの温度を上げるモダンなエレクトリッ ク・ファンクを展開。そのリミックスB.2は、Defectedからのリリースも話題になった、WE PLAY HOUSE所属のベルギー人プロデューサー、San Sdaがシカゴ・マナーのニュースクールなハウス・トラックへと仕立てあげている。
なお、sauce81は、音楽ジャーナリストにして、dublab.jp主宰の原雅明氏によるレーベル、disque cordeよりデビュー・アルバムのリリースが予定されており、ダンス・フロアへ歩み寄った本作とは別のアプローチの作品になりそうだ。
(text by Yu Onoda)
ABOUT
SNSを通じて、音楽家の国際交流が活発化している2000年代後半以降の音楽シーンにあって、その主要な共通言語はインストゥルメンタルなビート・ ミュージックだ。国境を越え、ジャンルを横断しながら、トラックのデータやアイディア、情報をやり取りし、刻々とその意匠を変化させながら、核となる個性 を浮かび上がらせている日本の新世代プロデューサーのなかでも、国内外で注目を集めつつあるのがsauce81こと鈴木信之だ。幼少期を 米国ジョージア州で過ごした彼は、ギター/ヴォーカルとしてのバンド活動を皮切りに、ヒップホップ、ジャズ、ファンク、ソウル、ワールド・ミュージック、 エレクトロニカといった様々な音楽の影響を受けながら、大学時代よりビート・メイクをスタート。2008年にスペインはバルセロナで行われたRed Bull Music Academyに参加し、Nino Moschella、Onra、Dorian Conceptらとレコーディング、セッションを敢行。その後、『Absolute!! Sounds From Tokyo』や『Maverick Sessions Two』、『Benefit Compilation For Japan』、『LA♥JPN♥LA』といったコンピレーションへの楽曲提供を行ってきた彼は、Onra、Pursuit Grooves、Teebsなどの来日サポート、TOKiMONSTAやJulien Dyne、Logic System、Ovallなどのリミックスを担当。さらには2009年よりKez YM、RLPと共に、日本のプロデューサーを海外に、海外のプロデューサーを日本に紹介するポッドキャストをスタートし、シーンの活性化にも尽力してきた。
SAUCE81 / ソース81
Sauce81 (N'gaho Ta'quia / 77 Karat Gold)(ソース・エイティーワン)
生々しいグルーヴとラフで温かみのあるシンセ使い、雑味たっぷりの楽器演奏とソウルフルなヴォーカルワークで、ディープなファンクネスをマシンに宿すプロダクションスタイルを探求。sauce81としてUKのEglo Records始め、国内外のレーベルからリリースを重ね、N'gaho Ta'quia名義でアルバム『In The Pocket』、grooveman Spotとのユニット77 Karat Goldとしてアルバム『WANNAFUNKWITU』、Sauce81 & Shing02として宇宙の旅を彩るSFサウンドトラック『S8102』を発表。2008年、バルセロナにて開催されたRed Bull Music Academyに招待されて以来、国内外多数のイベントやフェスに出演。Rainbow Disco Clubから始まったSoichi Terada × Kuniyki × Sauce81のライブセッションは、ダンスミュージックのパフォーマー同士のセッションの可能性を示しながら、Japan Connection(パリ)、Warehouse Project(マンチェスター)、ADE2018(アムステルダム)といった各国のフロアも湧かせている。DJとのセッションも積極的に行いながら、ceroの楽曲にドラム・プログラミングで参加し、リミックスを提供するなど活動の幅を広げている。マシンを駆使し、歌やシンセのループをリアルタイムで組み上げて行くファンキーでソウルフルなライヴは必見。