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  • 武満徹と黛敏郎が、自らの言葉で映画音楽を語る

    • SALIDA / JPN / CD / DESL021022 / 1009282012 / 2026年09月16日

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    武満徹と黛敏郎が、自らの言葉で映画音楽を語る──。日本を代表する二人の作曲家 武満徹と黛敏郎が、自らの映画音楽について秋山邦晴に語った歴史的録音を初CD化。音楽評論家 秋山邦晴の遺品テープの中から半世紀を経て発見された貴重な録音──1971~78年に渡り『キネマ旬報』誌上で連載された「日本映画音楽史を形作る人々」の取材録音に加え、映画『どですかでん』完成後に行われた武満徹への貴重なインタビューを収録。黒澤明、溝口健二をはじめとする巨匠・名匠との仕事、映画音楽の創作現場、そして、映画音楽の未来について──日本映画・音楽の歴史を考えるうえで欠かすことのできない第一級の証言が、作曲家自身の肉声によって鮮やかによみがえります。秋山邦晴だからこそ引き出し得た親密な対話の中で、武満徹と黛敏郎が見せる率直で生き生きとした語り口は、既存の映像・音声資料からは、なかなかうかがい知ることのできないものです。秋山邦晴夫人・ピアニスト 高橋アキ氏、両作曲家のご遺族である武満眞樹氏、黛りんたろう氏、そして「日本映画音楽史を形作る人々」連載を企画された植草信和氏(後に『キネマ旬報』編集長)をはじめとする関係者のご協力のもと実現した本CD企画は、日本映画・音楽文化史を語るうえでかけがえのない歴史資料であり、同時に二人の巨匠の人間的魅力に触れることのできる貴重なドキュメントとなっています。映画音楽を「聴く」だけでなく、「知る」「考える」楽しみへ──。半世紀の時を超えて甦った、日本映画音楽史の貴重な証言。ぜひ、二人の巨匠の肉声をお聴きください。【収録内容】 ※対話を収録したCDです【DISC1】武満徹 映画音楽を語る録音:1972年8月18日〔同席:武満浅香〕(1)『狂った果実』への作曲 (3:56)(2)映画音楽の現場に驚愕 (2:25)(3)中村登監督『朱と緑』(4:00)(4)『土砂降り』での衝突 (4:14)(5)旋律ではない映画への参加の仕方 (1:39)(6)作曲家 池野成の仕事を絶賛 (0:59)(7)篠田正浩監督との仕事 (1:46)(8)自分が好きな映画音楽の仕事 (2:33)武満徹 黒澤明を語る録音日不明(9)早坂文雄『生きものの記録』 (2:50)(10)『トラ・トラ・トラ!』音楽依頼 (1:13)(11)黒澤シナリオのすばらしさ (3:27)(12)黒澤明監督との付き合い (0:55)(13)『どですかでん』の音楽プラン (2:54)(14)「説明し過ぎる」 (3:46)(15)『どですかでん』の特質 (3:02)(16)『どですかでん』で意図したこと (2:49)(17)黒澤作品を支えた作曲家たち (8:02)(18)『七人の侍』・早坂文雄 讃 (2:24)【DISC2】黛敏郎 映画音楽を語る録音:1971年8月26日(1)プロローグ (1:32)(2)松竹音楽部での活躍『花のおもかげ』 (9:32)(3)『カルメン故郷に帰る』 (3:50)(4)市川崑との仕事 (5:08)(5)渋谷実監督 (2:20)(6)日本映画黄金時代における音楽担当の実際 (3:46)(7)映画音楽で心がけたこと (4:52)(8)中村登監督『修禅寺物語』 (3:10)(9)新しい音色の試みについて (3:03)(10)『赤線地帯』論争 (8:44)(11)若手監督たちの気兼ね (2:17)(12)外国の映画音楽事情 (7:55)(13)印象に残る映画音楽 (4:14)(14)『イージー・ライダー』考 (2:31)(15)映画音楽の文法 (5:49)(16)新しい映画音楽文法を求めて (8:01)企画/制作/デザイン:出口寛泰(Salida)制作許諾:武満眞樹/黛りんたろう制作協力:高橋アキ写真提供:共同通信社【プロフィール】● 武満徹(1930-1996)1930年東京生まれ。父親の勤務地である満洲の大連で幼少期を過ごし、1937年に小学校入学のため単身帰国する。1945年、埼玉県の陸軍食糧基地に勤労動員された際、宿舎で聴いたリュシエンヌ・ボワイエが歌う《聞かせてよ愛の言葉を》(Parlez-moi d'amour)の衝撃により、後に音楽家になる決意を固める。作曲を志し、一時的に清瀬保二に師事するが、実際には、ほぼ独学で作曲を学ぶ。1950年、「新作曲派協会」第7回作品発表会で、ピアノ曲《2つのレント》を発表。1951年、詩人 瀧口修造の下に多方面の若手芸術家が参集して結成された総合芸術グループ「実験工房」のメンバーとして、秋山邦晴、湯浅譲二らとともに参加。多分野の芸術家との交流を通じて、音楽のみならず映像、美術、文学にまで及ぶ総合的な芸術観を形成する。1957年、《弦楽のためのレクイエム》を発表。その後もオーケストラ作品、室内楽にとどまらず、電子音楽、舞台音楽、ポップ・ソングなど幅広いジャンルの作品を手がける。1967年、ニューヨーク・フィルハーモニック創立125周年記念作品を委嘱され、《ノヴェンバー・ステップス》を作曲。作品の成功とともに国際的作曲家として確固たる地位を築き上げた。作曲活動とともに「Music Today」(1973-92年開催)音楽監督や、「サントリーホール国際作曲委嘱シリーズ」監修などを務め、優れた同時代の音楽および新しい才能の発掘・紹介に生涯尽力し続けた。尾高賞、日本芸術院賞ほか、受賞多数。また、映画音楽の分野でも重要な足跡を残し、黒澤明監督『どですかでん』『乱』、小林正樹監督『怪談』、勅使河原宏監督『砂の女』『他人の顔』など、数多くの名作映画の音楽を担当。様々な革新的な手法を取り入れ、日本映画音楽に多大な変革をもたらした。1996年2月20日歿。● 黛敏郎(1929-1997)1929年、神奈川県横浜市に生まれる。1945年、東京音楽学校(現・東京藝術大学音楽学部)作曲科に入学。橋本國彦、池内友次郎、伊福部昭 等に師事する。その才能はすでに在学中から周囲に衝撃を与え、作曲科卒業作品《10楽器のためのディヴェルティメント》(1948)で戦後音楽界に輝かしいデビューを果たす。1950年、松竹映画『帰郷』(監督:大庭秀雄)の音楽で第5回毎日映画コンクール音楽賞を受賞。また、同年作曲の《スフェノグラム》は、翌年のISCM国際現代音楽祭に入選し、作曲者に国際的名声を与えた。1951年、フランス政府給費留学生としてパリ国立音楽院に留学。トニー・オーバン等のクラスに入るも、そのヨーロッパの伝統的技術を極めることに特化された指導に疑問を感じ、1年で帰国する。帰国後は、留学中に吸収した前衛的技法を用いた《ミュージック・コンクレートのための作品“X、Y、Z”》(1953)をはじめ、日本初の電子音楽《素数の比系列による正弦波の音楽》(1955)等、戦後最先端の手法を真っ先に取り入れた作曲を展開していく。1953年、芥川也寸志、團伊玖磨と共に「3人の会」を結成し、同会演奏会で《饗宴》(1954)、《トーンプレロマス55》(1955)、《涅槃交響曲》(1958)、《曼荼羅交響曲》(1960)を発表。1957年、諸井誠、柴田南雄、入野義朗らと共に吉田秀和を所長とする「20世紀音楽研究所」を設立。日本での「現代音楽祭」開催に尽力する。1964年より、TV番組『題名のない音楽会』の企画・司会を約33年間に渡りつとめる。1977年、東京藝術大学作曲科非常勤講師に招かれたことを契機に、以後、後進の指導にも携わるようになる。1986年、紫綬褒章を受章。生涯を通じ、管絃楽、バレエ音楽、カンタータ、オペラ、室内楽、器楽曲、合唱曲、歌曲そして映画音楽に至るまで幅広い分野の作品を発表した。《涅槃交響曲》(1958)と《BUGAKU》(1962)で2度受賞した尾高賞をはじめ、4度受賞の毎日映画コンクール音楽賞 等、受賞多数。1997年4月10日歿。● 秋山邦晴(1929-1996)1929年生まれ。音楽評論家、作曲家。戦後を代表する芸術グループのひとつである「実験工房」に武満徹や湯浅譲二らとともに参加。音楽作品に、「東京オリンピック選手村 食堂のための環境音楽」など。著書としては前掲書の他、『現代音楽をどう聴くか』(晶文社)、『日本の作曲家たち 戦後から真の戦後的な未来へ』上下(音楽之友社)、『エリック・サティ覚え書』(青土社)、『昭和の作曲家たち』(編:林淑姫、みすず書房)、武満徹との共著に『シネ・ミュージック講座―映画音楽の100年を聴く』(フィルムアート社)などがある。1996年逝去。出典:『秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜』(DU BOOKS)
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    • SALIDA / JPN / CD / DESL-020 / 1008765342 / 2023年12月20日

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    黒澤明監督・45歳、作曲家 早坂文雄・40歳。『酔いどれ天使』『羅生門』『生きる』『七人の侍』などで知られる伝説的コンビが『生きものの記録』脚本完成直後に語った、映画界、映画人、文化論、古美術などについての肉声録音を奇跡的に発見。権利管理関係者への許諾確認に1年間を費やし、日本が誇る世界的監督が絶対的信頼を寄せた作曲家と語る歴史的対話を世界初CD化!黒澤明監督作品『酔いどれ天使』『野良犬』『醜聞』『羅生門』『白痴』『生きる』『七人の侍』『生きものの記録』などの映画音楽や数々の純音楽作品を手がけたことで知られる作曲家 早坂文雄。1955年2月、当時まだ珍しかったテープレコーダーを購入した早坂は、来客がある度に会話を録音し、後日それを聴いて楽しんでいました―――これらの録音は、図らずも早坂が同年10月15日に肺気腫(突発性肺気胸)で急逝したため、早坂の晩年を記録する極めて貴重な資料となります。1970~80年代、音楽評論家 秋山邦晴は早坂の遺品確認・調査のため頻繁に早坂家を訪れ、この録音を含む資料の貸し出しを申し出ました。以来、録音テープは秋山宅で保管されることとなります。秋山夫人であるピアニストの高橋アキさんは、僭越ながらSalidaの活動を以前より応援してくださっており、この御縁が録音テープの発見へと結実しました。そして、残された録音テープには、早坂文雄とのつながりが極めて強く、世界的な知名度と影響力を有する重要人物との貴重な記録が残されていたのです。その人物とは――――――黒澤明。1955年5月1日、新作『生きものの記録』の脚本を完成させた黒澤は、刷り上がったプリント台本を手に早坂宅を訪れます。そして、果たせるかな、発見されたテープにはその様子が録音されていたのです。テープに収められた黒澤と早坂の対話は新作の打ち合わせにとどまらず、お互いの近況や当時の映画界・映画人の動向、映画論、文化論、そして共通の楽しみであった古美術についての話に至るまで多岐にわたり、現在我々が資料を読んで初めて認識するような歴史的事柄をリアルタイムの出来事として生々しく語り合っています。まさに文化的示唆に富んだ貴重なドキュメントであり、間違いなく多くの方々に聴いていただくべき録音であることを確信したSalidaは、本録音のCD化を立案。黒澤明監督の権利を管理されている黒澤プロダクションおよび株式会社K&K Bros.と作曲家 早坂文雄の御遺族・北浦(早坂)絃子さんからの制作許諾、 高橋アキさんからの制作協力をいただき、世界的監督 黒澤明が絶対的信頼を寄せた作曲家 早坂文雄と語る歴史的対話の世界初CD化を実現しました。-----【収録内容】※対話を収録したCDです(1) 新作(『生きものの記録』)脚本完成 [3:51](2) 新作について [11:26](3) 新作タイトル検討 [2:09](4) 今度のシャシンは音楽がむずかしい [8:14](5) 『ミュージカル時代劇』構想 [5:59](6) 映画『楊貴妃』について [1:43](7) 映画『あすなろ物語』について [1:42](8) ベートーヴェン [2:37](9) 新作脚本執筆の回想 [4:02](10) 土屋嘉男 [2:24](11) 来月9日の演奏会 [1:26](12) 古美術談義I [2:10](13) 古美術談義II [2:05](14) 古美術談義III [7:02](15) 石について [3:34](16) 家について [1:56](17) 幸福なんて小さいもん [1:46](18) 多摩川の鮎釣り [1:38](19) 黒澤一家解散?! [2:23](20) 肺の治療・『楊貴妃』 [3:09](21) 溝さんは元気 [1:08](22) 永田雅一の失言 [0:56](23) “一緒にヴェニス行こう”って [2:11](24) 梅干し [1:54]録音:1955年5月1日 早坂文雄邸企画/制作/デザイン監修/解説書執筆:出口寛泰(Salida)制作許諾:株式会社 黒澤プロダクション/株式会社 K&K Bros./北浦(早坂)絃子制作協力:高橋アキ-----● 黒澤明(1910-1998)1910年、東京府荏原郡大井町(現・東京都品川区東大井三丁目)に生まれる。1936年、ピー・シー・エル映画製作所の助監督募集に応募。各試験を手堅くクリアし、口頭試問の面接を担当した山本嘉次郎がその絵画の知識・才能に注目したことから採用決定となり4月に入社する。その実力は早くから周囲に認められ、『美しき鷹』(1937年 監督:山本嘉次郎)でチーフ助監督(製作主任)に抜擢。同じく山本組の大作『馬』(1941年)では監督を代行し別班で一部のシーンを撮影する「B班監督」をつとめ、演出・編集の手腕を振るった。1943年、監督第一作『姿三四郎』公開。秀逸な演出力は高い評価を受け、その後も『一番美しく』(1944)、『續姿三四郎』(1945)、『虎の尾を踏む男達』(1945)、『わが青春に悔いなし』(1946)、『素晴らしき日曜日』(1947)、『静かなる決闘』(1949)等の秀作をつくり上げる。1945年、『醉いどれ天使』ではじめて作曲家 早坂文雄と組み、それまでの因襲的な映画音楽を打ち破る大胆な試みを行うべく意気投合。公私に渡り親交を深め、以降、『野良犬』(1949) 、『醜聞』(1950)、 『羅生門』(1950)、『白痴』(1951)、『生きる』(1952)、『七人の侍』(1954)、『生きものの記録』(1955)の成果で伝説的コンビとして周知される。1955年に早坂が急逝した後は、早坂の弟子である作曲家 佐藤勝と組み、『蜘蛛巣城』(1957)、『どん底』(1957)、『隠し砦の三悪人』(1958)、『悪い奴ほどよく眠る』(1960)、『用心棒』(1961)、『椿三十郎』(1962)、『天国と地獄』(1963)、『赤ひげ』(1965)の傑作群を世に送り出した。1969年、木下惠介、市川崑、小林正樹らと「四騎の会」を結成し、『どですかでん』(1970)を発表。還暦を過ぎた後も『デルス・ウザーラ』(1975)、『影武者』(1980)、『乱』(1985)、『夢』(1990)、『八月の狂詩曲』(1991)、『まあだだよ』(1993)の映画史に刻まれる大作・名作を精力的につくり続けた。『羅生門』で第12回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞と第24回アカデミー賞名誉賞(現・国際長編映画賞)、『隠し砦の三悪人』で第9回ベルリン国際映画祭監督賞、『影武者』で第33回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。これら世界三大映画祭での受賞をはじめ、手がけた作品は国内外の映画賞を多数受賞。1976年、文化功労者顕彰。1985年、文化勲章を受章。これをはじめ国内外から様々な賞・栄典・称号を授与される。1998年9月6日歿。歿後、国民栄誉賞が贈られ、従三位に叙された。● 早坂文雄(1914-1955)1914年、宮城県仙台市に生まれる。1918年、北海道札幌市に一家で移住。少年期より美術と音楽を愛し、旧制北海中学校在学時よりオルガンやピアノをはじめる。ほどなく独学で作曲の習作にも取り組む。1934年、伊福部昭(後の作曲家)、三浦淳史(後の音楽評論家)と共に「新音楽連盟」を結成。「国際現代音楽祭1934」を主催し、自身のピアノによりエリック・サティ《三つのグノシエンヌ》などの日本初演を行う。1935年、札幌「山鼻カトリック教会」に居住し、専属オルガニストとしての生活を送る。神学やグレゴリオ聖歌の研究をしながら、ラテン語、ギリシャ語、ドイツ語を独学する。1936年、《二つの讃歌への前奏曲》が日本放送日本的祭典曲懸賞募集〈第2位入選〉。山田耕筰 指揮 日本放送交響楽団(当時、楽団名を「新交響楽団」としていた現在のNHK交響楽団が放送番組出演時に使用した名称)により放送初演される。《古代の舞曲》(1937)がワインガルトナー賞〈優等賞〉受賞。1939年、東宝映画社長 植村泰二の勧めに応じ、東宝音楽部に入社することを決意。同年、映画音楽第1作となる『リボンを結ぶ夫人』(監督:山本薩夫)を担当する。《序曲 二調》(1939)が日本放送協会皇紀2600年奉祝管絃楽曲懸賞〈第1位入賞〉。1946年、映画『民衆の敵』(監督:今井正)の音楽で第1回毎日映画コンクール音楽賞を受賞。以後、1947年『女優』(監督:衣笠貞之助)、1948年『酔いどれ天使』(監督:黒澤明)『虹を抱く処女』(監督:佐伯清)『富士山頂』(監督:佐伯清)、1949年『野良犬』(監督:黒澤明)の仕事で同賞を連続4回受賞する。溝口健二監督作品『雨月物語』『山椒大夫』『近松物語』『楊貴妃』『新・平家物語』、黒澤明監督作品『醜聞』『羅生門』『白痴』『生きる』『七人の侍』『生きものの記録』などに代表される、それまでの映像附随音楽の水準を超える水際立った仕事は、日本における「映画音楽」の向上に深く寄与した。映画音楽の仕事と並行して《左方の舞と右方の舞》(1942)、《ピアノ協奏曲》(1948)などのオーケストラ作品を発表。新しい作曲運動のためのグループ「新作曲派協会」の発足に清瀬保二、松平頼則らと参画。1947年に開催された新作曲派協会第1回発表会でピアノ曲《詩曲》が初演される。以後、同発表会で数々の室内楽作品を発表する。1955年10月15日、肺気腫(突発性肺気胸)により41歳の若さで急逝。「自分自身が東洋的感性そのものになりきらなければ作品は書けない」とする、自身が唱えた「汎東洋主義(パンエイシャニズム)」探究の過渡的傑作《交響的組曲「ユーカラ」》(1955)が純音楽作品の遺作となった。
    ¥3,630 (税込)
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    • SALIDA / JPN / CD / DESL-019 / 1008706428 / 2023年08月16日

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    作曲家 早坂文雄が手掛けた、黒澤明 監督作品『羅生門』、日本戦後アニメーションの重要作『ムクの木の話』への仕事と日本の戦後音楽に多大な影響を与えた《交響的組曲「ユーカラ」》大友直人指揮の東京交響楽団による歴史的名演を初CD化!東京交響楽団公演「現代日本音楽の夕べシリーズ 第18回 早坂文雄 没後60年コンサート」。作曲家 早坂文雄の没後60年にあたる2015年10月に開催された本公演では、黒澤明監督作品『羅生門』の映画音楽《真砂の証言の場面のボレロ》をはじめ、《交響的童話「ムクの木の話し」》、《交響的組曲「ユーカラ」》、これらの早坂文雄が遺した重要な作品が演奏されました。2022年にSalidaが制作したCD『早坂文雄と芥川也寸志の対話』。これまで限られた資料を頼りに検証が重ねられてきた早坂文雄の肉声録音を世界初CD化した『早坂文雄と芥川也寸志の対話』にたいする凄まじい反響から、「作曲家 早坂文雄」への関心の高まりを確信したSalidaは、肉声録音に続き、早坂文雄の音楽作品をかたちにすべく、「早坂文雄 没後60年コンサート」のCD化を立案。Salida制作CD『小杉太一郎 作曲 石島恒夫 作詩 カンタータ 大いなる故郷石巻』、『小杉太一郎の純音楽』、『山内正の純音楽』制作でその演奏をCD化する御縁をいただいてきた東京交響楽団の真摯な御対応のおかげで、開催から10年近く経過した「早坂文雄 没後60年コンサート」記録音源が発見に至りました。映画『酔いどれ天使』を皮切りに『野良犬』、『生きる』、『七人の侍』、『生きものの記録』等々の作品で日本映画に一石を投じた伝説的コンビとして知られる黒澤明監督と作曲家 早坂文雄。中でも 『羅生門』(1950)は、第12回ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞するなど、黒澤明と早坂文雄の名を一躍世界に知らしめると同時に戦後日本映画作品に国際的名声を与えました。本編で、多襄丸(三船敏郎)によって自分は暴行されたと主張する真砂(京マチ子)が、次第に陶酔感に溺れ高揚していくシーンにたいして、黒澤明監督は「ラヴェルの《ボレロ》のような音楽」を要求し、早坂文雄は《真砂の証言の場面のボレロ》の作曲によって、このむずかしい試みに応えます。セル・アニメーションと実写の結合による独自な表現を用いた“造形技術映画”『ムクの木の話』(製作:東宝教育映画部)。戦後間もない1947年に公開された本作のストーリーは―――ムクの木が幾年も立ち続ける荒野に冬の悪魔「氷魔」が現れ、凍りついた死の世界に一変させてしまうも、女神が姿を現し、その力によって氷魔もろとも世界を氷解させ、荒野に春がおとずれる―――というシンプルなものながら、戦争による抑圧への怒り、そしてその統制からの解放を表現する意図を内包しています。セリフ・効果音がいっさい無く、音楽がそれらに代わる音響的演出を行いながら映像と共に物語を展開していく本作を、早坂文雄は自身の音楽語法を総動員した音色的創意に富むサウンドで彩りました。映画音楽の仕事で培われた早坂文雄の直感とオーケストレーション技術の妙味を存分に味わうことが出来ます。映像の時間・動きと密接な関係を持ちつつも、音楽そのものの統一的な流れも考慮して構成を形作り、数多くのバレエ音楽がそうであるように視覚が伴わないかたちでも存立し得る音楽作品を志して、早坂文雄が本作の音楽スコア表紙に書き込んだそのタイトルは―――《交響的童話「ムクの木の話し」》。早坂文雄が、その短い生涯の晩年にあたる1950年代に自らの創作態度について主張した『汎東洋主義(パンエイシャニズム)』。「単純性」「無限性」「非合理性」「植物的感性」「平面性」の5つに要約される日本的特性と二十世紀の音楽様式との結合を足掛かりとして、東洋音楽の新しい様式を考えなければならないとする『汎東洋主義』の探求過程で《交響的組曲「ユーカラ」》は作曲されました。金田一京助『アイヌ叙事詩 ユーカラ』(岩波文庫)を題材に同書より選んだ五篇に序奏をつけ、「交響的組曲」としてまとめられた本作は、それまでの早坂作品とは一線を画する音楽語法が用いられており、早坂文雄の新しい境地を示す作品として知られています。《交響的組曲「ユーカラ」》の初演は、日本の音楽家、中でも早坂文雄と親しく交流のあった総合芸術グループ「実験工房」メンバーの佐藤慶次郎、鈴木博義、武満徹、湯浅譲二らに多大な影響を与えました。『汎東洋主義』に基づくその創作コンセプトは、「実験工房」後も各人各様に発展継承され、やがて日本の戦後音楽のひとつの極まりを形成するに至ります。早坂文雄の純音楽作品の遺作となった《交響的組曲「ユーカラ」》は、日本音楽史上における重要作ながら、これまでその演奏が音盤化されたのは、たった一つのコンサート録音のみという不当な状態にありました。本企画では、この状況を打破すべく、指揮者 大友直人氏より御快諾をいただいたうえで、かつて《交響的組曲「ユーカラ」》を委嘱・初演した東京交響楽団によるすばらしい演奏音源のCD化を実現。「作曲家 早坂文雄」を今一度見つめ直す必聴盤の誕生です。-----【収録内容】(1)映画『羅生門』から《真砂の証言の場面のボレロ》(1950) [9:13](2)交響的童話「ムクの木の話し」(1946) [20:54]交響的組曲「ユーカラ」(1955)(3) プロローグ [4:56](4) ハンロッカ [6:11](5) サンタトリパイナ [6:20](6) ハンチキキー [7:34](7) ノーペー [12:09](8) ケネペツイツイ [9:49]指揮:大友直人 東京交響楽団録音:2015年10月10日 ミューザ川崎シンフォニーホール現代日本音楽の夕べシリーズ 第18回 早坂文雄 没後60年コンサート※ 〔音源提供:東京交響楽団〕-----★ 日本を代表する指揮者・オーケストラによる名演を収録「現代日本音楽の夕べシリーズ 第18回 早坂文雄 没後60年コンサート」の指揮をつとめたのは、現在、東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団音楽監督、高崎芸術劇場芸術監督をつとめ、日本の音楽界をリードし続けている指揮者 大友直人。演奏は、サントリーホール、ミューザ川崎シンフォニーホール、東京オペラシティコンサートホールで主催公演を行い、文部大臣賞を含む日本の主要な音楽賞の殆どを受賞している東京交響楽団。日本を代表する指揮者・オーケストラによる名演を収録した貴重盤です。★ 貴重音源をハイクオリティサウンドでCD化東京交響楽団より提供された貴重な「現代日本音楽の夕べシリーズ 第18回 早坂文雄 没後60年コンサート」記録音源を、より豊かな響きで記録するため、マスタリングをソニー・ミュージックスタジオのチーフエンジニア 鈴木浩二氏にお願いし、繊細かつエネルギッシュなハイクオリティサウンドでのCD化を実現しました。-----● 早坂文雄 (1914-1955)1914年、宮城県仙台市に生まれる。1918年、北海道札幌市に一家で移住。少年期より美術と音楽を愛し、旧制北海中学校在学時よりオルガンやピアノをはじめる。ほどなく独学で作曲の習作にも取り組む。1934年、伊福部昭(後の作曲家)、三浦淳史(後の音楽評論家)と共に「新音楽連盟」を結成。「国際現代音楽祭1934」を主催し、自身のピアノによりエリック・サティ《三つのグノシエンヌ》などの日本初演を行う。1935年、札幌「山鼻カトリック教会」に居住し、専属オルガニストとしての生活を送る。神学やグレゴリオ聖歌の研究をしながら、ラテン語、ギリシャ語、ドイツ語を独学する。1936年、《二つの讃歌への前奏曲》が日本放送日本的祭典曲懸賞募集〈第2位入選〉。山田耕筰 指揮 日本放送交響楽団(当時、楽団名を「新交響楽団」としていた現在のNHK交響楽団が放送番組出演時に使用した名称)により放送初演される。《古代の舞曲》(1937)がワインガルトナー賞〈優等賞〉受賞。1939年、東宝映画社長 植村泰二の勧めに応じ、東宝音楽部に入社することを決意。同年、映画音楽第1作となる『リボンを結ぶ夫人』(監督:山本薩夫)を担当する。《序曲 二調》(1939)が日本放送協会皇紀2600年奉祝管絃楽曲懸賞〈第1位入賞〉。1946年、映画『民衆の敵』(監督:今井正)の音楽で第1回毎日映画コンクール音楽賞を受賞。以後、1947年『女優』(監督:衣笠貞之助)、1948年『酔いどれ天使』(監督:黒澤明)『虹を抱く処女』(監督:佐伯清)『富士山頂』(監督:佐伯清)、1949年『野良犬』(監督:黒澤明)の仕事で同賞を連続4回受賞する。溝口健二監督作品『雨月物語』『山椒大夫』『近松物語』『楊貴妃』『新・平家物語』、黒澤明監督作品『醜聞』『羅生門』『白痴』『生きる』『七人の侍』『生きものの記録』などに代表される、それまでの映像附随音楽の水準を超える水際立った仕事は、日本における「映画音楽」の向上に深く寄与した。映画音楽の仕事と並行して《左方の舞と右方の舞》(1942)、《ピアノ協奏曲》(1948)などのオーケストラ作品を発表。新しい作曲運動のためのグループ「新作曲派協会」の発足に清瀬保二、松平頼則らと参画。1947年に開催された新作曲派協会第1回発表会でピアノ曲《詩曲》が初演される。以後、同発表会で数々の室内楽作品を発表する。1955年10月15日、肺気腫(突発性肺気胸)により41歳の若さで急逝。「自分自身が東洋的感性そのものになりきらなければ作品は書けない」とする、自身が唱えた「汎東洋主義(パンエイシャニズム)」探究の過渡的傑作《交響的組曲「ユーカラ」》(1955)が純音楽作品の遺作となった。● 大友直人 (指揮)桐朋学園大学在学中にNHK交響楽団を指揮してデビュー以来、日本の音楽界をリードし続けている。これまでに日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団専属指揮者、東京交響楽団常任指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、群馬交響楽団音楽監督を歴任。現在は東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団音楽監督、高崎芸術劇場芸術監督。東京文化会館の初代音楽監督として東京音楽コンクールの基盤を築いたほか、海外オーケストラからも度々招かれており、ハワイ交響楽団には20年以上にわたり定期的に招かれている。小澤征爾、森正、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘らに学ぶ。NHK交響楽団指揮研究員時代にはW.サヴァリッシュ、G.ヴァント、F.ライトナー、H.ブロムシュテット、H.シュタインらに学び、タングルウッド・ミュージックセンターではL.バーンスタイン、A.プレヴィン、I.マルケヴィチからも指導を受けた。大阪芸術大学教授。京都市立芸術大学、洗足学園大学各客員教授。● 東京交響楽団1946年、東宝交響楽団として創立。1951年に改称し現在に至る。サントリーホール、ミューザ川崎シンフォニーホール、東京オペラシティコンサートホールで主催公演を行い、文部大臣賞を含む日本の主要な音楽賞の殆どを受賞。新国立劇場のレギュラーオーケストラを務めるほか、川崎市や新潟市など行政と提携した演奏会やアウトリーチ、「こども定期演奏会」「0歳からのオーケストラ」等教育プログラム、ウィーン楽友協会をはじめとする海外公演も注目されている。さらに日本のオーケストラとして初の音楽・動画配信サブスクリプションサービスや、VRオーケストラ、電子チケットの導入などITへの取組みも音楽界をリードしており、2020年ニコニコ生放送でライブ配信した無観客演奏会は約20万人が視聴、2022年12月には史上最多45カメラによる《第九》公演を配信し注目を集めた。近年は、音楽監督ジョナサン・ノットとともに日本のオーケストラ界を牽引する存在として注目を集め、《サロメ(演奏会形式)》は音楽の友誌「コンサート・ベストテン2022」で日本のオーケストラとして最高位に選出された。https://tokyosymphony.jp/
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     作曲家 早坂文雄が、この世を去る5ヶ月前に芥川也寸志へ語った、自身の音楽観、映画音楽、伊福部昭 などについての肉声録音を奇跡的に発見!日本音楽史に残る歴史的対話を世界初CD化!黒澤明監督作品『羅生門』『七人の侍』、溝口健二監督作品『雨月物語』『山椒大夫』などの映画音楽や数々の純音楽作品を手がけたことで知られる作曲家 早坂文雄。1955年10月に41歳で急逝した「作曲家 早坂文雄」についての資料は、その音楽作品や執筆文章、生前交流のあった人々の証言・記録などがこれまで主なものであり、いまだその実像はつかみきれていませんでした。そのような中、Salida活動により、早坂文雄が作曲家 芥川也寸志を訊き手に自身の音楽観、芸術論、映画音楽、伊福部昭 などについて語る肉声録音が発見されました。早坂文雄がこの世を去る5ヶ月前の1955年5月。音楽評論家 秋山邦晴が編集長を務める東京交響楽団機関誌『シンフォニー』の「早坂文雄特集号」のために芥川也寸志を訊き手とする取材が早坂邸で行われ、それは後に芥川の筆により『シンフォニー』1955年No.12誌上に「早坂さん今日は!」と題してまとめられました。この数ヶ月前に当時まだ珍しかったテープレコーダーを購入していた早坂文雄は―――この取材の様子を録音していたのです。1970~80年代、秋山邦晴は早坂の遺品確認・調査のため頻繁に早坂家を訪れ、この録音を含む資料の貸し出しを申し出ました。以来、録音は秋山宅で保管されることとなります。秋山邦晴夫人であるピアニストの高橋アキさんは、僭越ながらSalidaの活動を以前より応援してくださっており、この御縁が本録音の発見へと結実しました。「早坂さん今日は!」の文章は、取材記録を一言一句忠実に活字化しているわけではなく、大意をまとめて読み物として昇華したうえで記述されているため、発見録音の早坂文雄の発言などに既読感を感じることはほとんど無く、むしろ「早坂さん今日は!」よりも豊富な話題について語られる言葉の数々は、新鮮な感動を与えます。日本を代表する二人の作曲家によって展開される対話は、そのままの状態で充分聴取に耐え得る文化的示唆に富んだ内容であり、間違いなく多くの方々に聴いていただくべき録音であることを確信したSalidaは、本録音のCD化を立案。両作曲家の御遺族である芥川眞澄さん、北浦(早坂)絃子さんからの制作許諾、 高橋アキさんからの制作協力をいただき、早坂文雄と芥川也寸志の肉声による歴史的対話の世界初CD化を実現しました。-----【収録内容】※当CDには音楽は含まれておりません。早坂文雄と芥川也寸志の対話〔※早坂文雄 肉声 世界初CD化〕(1)早坂文雄の“つながるもの” [6:10](2)空気の精 [3:22)(3)感じたものしか書けない [3:01](4)“気になる彼” [4:43](5)ヨーロッパと東洋 [8:55](6)フォルム [5:43](7)興味ある外国の作曲家 [3:02](8)好きな日本の芸術家 [1:56](9)ミュージック・コンクレート [9:50](10)映画音楽について [2:55](11)命名『形而上派』 [3:18](12)早坂流 伊福部昭 論 [4:23](13)仏教 [1:31](14)《シンフォニア・ニルヴァーナ》構想 [1:26]録音:1955年5月14日 早坂文雄邸企画/制作:出口寛泰(Salida)制作許諾:芥川眞澄、北浦(早坂)絃子制作協力:高橋アキ-----● 早坂文雄(1914-1955)1914年、宮城県仙台市に生まれる。1918年、北海道札幌市に一家で移住。少年期より美術と音楽を愛し、旧制北海中学校在学時よりオルガンやピアノをはじめる。ほどなく独学で作曲の習作にも取り組む。1934年、伊福部昭(後の作曲家)、三浦淳史(後の音楽評論家)と共に「新音楽連盟」を結成。「国際現代音楽祭1934」を主催し、自身のピアノによりエリック・サティ《三つのグノシエンヌ》などの日本初演を行う。1935年、札幌「山鼻カトリック教会」に居住し、専属オルガニストとしての生活を送る。神学やグレゴリオ聖歌の研究をしながら、ラテン語、ギリシャ語、ドイツ語を独学する。1936年、《二つの讃歌への前奏曲》が日本放送日本的祭典曲懸賞募集〈第2位入選〉。山田耕筰 指揮 日本放送交響楽団(当時、楽団名を「新交響楽団」としていた現在のNHK交響楽団が放送番組出演時に使用した名称)により放送初演される。《古代の舞曲》(1937)がワインガルトナー賞〈1等入賞〉。1939年、東宝映画社長 植村泰二の勧めに応じ、東宝音楽部に入社することを決意。同年、映画音楽第1作となる『リボンを結ぶ夫人』(監督:山本薩夫)を担当する。《序曲 二調》(1939)が日本放送協会皇紀2600年奉祝管絃楽曲懸賞〈第1位入賞〉。1946年、映画『民衆の敵』(監督:今井正)の音楽で第1回毎日映画コンクール音楽賞を受賞。以後、1947年『女優』(監督:衣笠貞之助)、1948年『酔いどれ天使』(監督:黒澤明)『虹を抱く処女』(監督:佐伯清)『富士山頂』(監督:佐伯清)、1949年『野良犬』(監督:黒澤明)の仕事で同賞を連続4回受賞する。溝口健二監督作品『雨月物語』『山椒大夫』『近松物語』『楊貴妃』『新・平家物語』、黒澤明監督作品『醜聞』『羅生門』『白痴』『生きる』『七人の侍』『生きものの記録』などに代表される、それまでの映像附随音楽の水準を超える水際立った仕事は、日本における「映画音楽」の向上に深く寄与した。映画音楽の仕事と並行して《左方の舞と右方の舞》(1942)、《ピアノ協奏曲》(1948)などのオーケストラ作品を発表。新しい作曲運動のためのグループ「新作曲派協会」の発足に清瀬保二、松平頼則らと参画。1947年に開催された新作曲派協会第1回発表会でピアノ曲《詩曲》が初演される。以後、同発表会で数々の室内楽作品を発表する。1955年10月15日、肺気腫(突発性肺気胸)により41歳の若さで急逝。「自分自身が東洋的感性そのものになりきらなければ作品は書けない」とする、自身が唱えた「汎東洋主義(パンエイシャニズム)」探究の過渡的傑作《交響的組曲「ユーカラ」》(1955)が純音楽作品の遺作となった。● 芥川也寸志(1925-1989)1925年、作家 芥川龍之介の三男として東京に生まれる。1943年、東京音楽学校予科作曲部に入学(翌年、同校本科作曲部に進学)。橋本國彦、下総皖一、細川碧、永井進に師事。終戦後、講師として来任した伊福部昭の管絃楽法の講義に感動。ただちに師事し多大な影響を受ける。1950年、《交響管絃楽のための音楽》でNHK創立25周年記念管絃楽曲懸賞〈特賞〉を受賞。1953年、《絃楽のための三楽章》発表。同年、團伊玖磨、黛敏郎と共に「3人の会」を結成し、同会演奏会で《交響曲》(1954)、《嬉遊曲》(1955)、《エローラ交響曲》(1958)、オペラ《暗い鏡》(1960)を発表する。映画音楽も数多く手がけ、『煙突の見える場所』(1953年 監督:五所平之助)の音楽で第8回毎日映画コンクール音楽賞、『八甲田山』(1977年 監督:森谷司郎)および『八つ墓村』(1977年 監督:野村芳太郎)の仕事で第1回日本アカデミー賞音楽賞を受賞。1955年、東京労音アンサンブルの指揮者に迎えられたことを契機とし、その後「アマチュア・オーケストラ 新交響楽団」の創立にたずさわる。1976年に開催した新交響楽団創立20周年記念演奏会「日本の交響作品展」の業績により第8回鳥井音楽賞(現・サントリー音楽賞)を受賞。1972年、ヤマハ音楽振興会専務理事。1973年、サントリー音楽財団理事。1977年、社団法人日本音楽著作権協会理事。1979年、著作権審議臨時委員。1980年、「奏楽堂を救う会」代表委員。1981年、「反核・日本の音楽家たち」参画。日本音楽著作権協会理事長。1982年、学校法人成城学園理事。1983年、宮城(現・仙台)フィルハーモニー管弦楽団理事・初代音楽監督。1984年、「近代音楽館を設立する会」運営委員長。1986年、財団法人ヤマハ音楽振興協会理事。1987年、財団法人日本近代音楽財団理事。日本近代音楽館運営委員・事業委員。生涯を通じ、幅広い分野の作品を発表すると共に、TBSラジオ『百万人の音楽』、NHKテレビ『音楽の広場』『N響アワー』など、マスメディアの番組にも多数出演。音楽だけにとどまらず、日本の文化全般における指導的存在としてマルチな活動を展開した。第37回日本放送協会放送文化賞(1986年)など、受賞多数。1985年に紫綬褒章、1989年に勲二等瑞宝章を受章。1989年1月31日歿。"
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  • 初CD化音源収録

    • SALIDA / JPN / CD / DESL014 / 1008225834 / 2020年12月23日

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    NHK保管録音をはじめ7作品全音源初CD化! 『伊福部昭の純音楽』(CD3枚組)リリース映画『ゴジラ』『大魔神』『座頭市』シリーズなどの音楽で著名な作曲家 伊福部昭。その仕事は映画音楽のみならず、演奏会用純音楽作品も広く知られており、幅広い層のファンを獲得しています。かつてNHKラジオ音楽番組『現代の音楽』などでは、番組放送用音源として、作曲者立ち合いのもと、第一線で活躍する指揮者、オーケストラの演奏で日本人作曲家のオーケストラ作品を度々録音していました。CD『伊福部昭の純音楽』は、番組放送後NHKに保管され未音盤化の状態にあった音源と、Salidaレーベルの独自活動によりCD化許諾を得られた《シレトコ半島の漁夫の歌》〔合唱版〕(1960/1966)、《吹奏楽のためのブーレスク風ロンド》〔初演〕(1972)音源で[DISC1][DISC2]を構成。さらにNHK-FM『クラシックの迷宮』パーソナリティでおなじみの音楽評論家 片山杜秀さんの多大な御協力により実現した『片山杜秀さんに訊く「作曲家 伊福部昭」』(訊き手:出口寛泰・作曲家 伊福部昭、池野成インタビュー音声も収録)〔総収録時間:78分34秒!〕を[DISC3]に収録。 「作曲家 伊福部昭」を今一度見つめ直すべく立案された必聴盤の誕生です。【収録内容】[CD1](1)-(2) 日本狂詩曲(1935)I.夜曲[08:37]II.祭[08:45]三石精一 指揮 東京フィルハーモニー交響楽団1957年8月2日放送 NHKラジオ『現代日本の音楽』マスター音源 ※ モノラル録音〔音源提供:NHK/NHKサービスセンター〕(3)-(5)シンフォニア・タプカーラ(1954/79)第1楽章:レント・モルト~アレグロ[13:14]第2楽章:アダージョ[11:49]第3楽章:ヴィヴァーチェ[08:10]山岡重信 指揮 東京フィルハーモニー交響楽団1982年2月12日放送 NHK-FM『FMクラシックアワー』マスター音源〔音源提供:NHK/NHKサービスセンター〕(6)シレトコ半島の漁夫の歌〔合唱版〕(1960/1966) [11:20]白井暢明 指揮 北海道大学合唱団 北海道大学交響楽団1966年11月3日 札幌市民会館 ※ モノラル録音(7)吹奏楽のためのブーレスク風ロンド(1972) 〔初演〕[10:22]手塚幸紀 指揮 東京佼成吹奏楽団(現・東京佼成ウインドオーケストラ)1972年11月21日 日比谷公会堂 〔協力:東京佼成ウインドオーケストラ事務局〕[CD2](1)-(2)ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲(ヴァイオリン協奏曲 第1番) (1948/71)第1楽章:アダージョ~アレグロ[14:33]第2楽章:ヴィヴァーチェ・スピリトゥオーソ[10:09]徳永二男(ヴァイオリン) 石橋義也 指揮 東京フィルハーモニー交響楽団1973年9月16日放送 NHK-FM『現代の音楽』マスター音源〔音源提供:NHK/NHKサービスセンター〕(3)ヴァイオリン協奏曲 第2番(1978)[24:49]小林武史(ヴァイオリン) 大友直人 指揮 東京フィルハーモニー交響楽団1982年2月12日放送 NHK-FM『FMクラシックアワー』マスター音源〔音源提供:NHK/NHKサービスセンター〕(4)ピアノと管絃楽のためのリトミカ・オスティナータ(1961/69 改訂第1版)[23:06]小林 仁(ピアノ) 若杉 弘 指揮 読売日本交響楽団1969年5月4日放送 NHK-FM『現代の音楽』マスター音源〔音源提供:NHK/NHKサービスセンター〕[CD3]片山杜秀さんに訊く「作曲家 伊福部昭」(訊き手:出口寛泰)〔総収録時間:78分34秒!〕(1)-(2)「はじめに」[1:17](3)【伊福部昭の民族主義について】[1:31](4)「『nationalism』『nation』ではない」[5:49](5)「北海道・ミルクホールのロシア音楽」[5:16](6)「アイヌ体験」[5:56](7)「民族の違い」[5:48](8)【戦前と戦後の伊福部音楽について】[1:11](9) 作曲家 伊福部昭インタビュー -戦後50年について-[4:36](10)「1945年に何が変わったか」[5:41](11)「律音階・田舎節音階・都節音階」[2:58](12)「マルチカルチュラルな7音音階へ」[6:45](13)【伊福部門下の音楽的傾向について】[1:07](14) 作曲家 池野成インタビュー -伊福部昭先生について-[6:05](15)「根の生えた古典主義」[8:31](16)【収録作品について】[0:10](17)《日本狂詩曲》[1:14](18)《シンフォニア・タプカーラ》[0:52](19)《シレトコ半島の漁夫の歌》〔合唱版〕[2:18](20)《吹奏楽のためのブーレスク風ロンド》[0:44](21)《ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲》[3:31](22)《ヴァイオリン協奏曲 第2番》[2:06](23)《ピアノと管絃楽のためのリトミカ・オスティナータ》[4:05](24)-(25)「終幕」[0:51]
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    • SALIDA / JPN / CD / DESL011 / 1007521624 / 2017年11月29日

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    福田純監督『電送人間』、黒田義之監督『妖怪大戦争』、山本薩夫監督『白い巨塔』等、その生涯で300本近くの映画に楽曲を提供した作曲家 池野成。本CD(3枚組)は、作曲者提供による演奏会用純音楽作品の初演音源を含む歴史的録音を生前に行われた打ち合わせをもとに選曲・構成。DISC1&2には、作曲家 池野成の代表的純音楽作品を収録し、DISC3には、音楽評論家 片山杜秀氏が語る「池野成の想像力(イマジネーション)-楽器編成を中心に-」(総収録時間:78分26秒!)を収録。作曲家 池野成の特性を如実に表す純音楽集成の誕生です。【収録内容】池野成(1931-2004):[CD1](1) EVOCATION エヴォケイション(1974)(2) TIMPANATA ティンパナータ(1977) 〔音源提供:東京藝術大学〕(3) RAPSODIA CONCERTANTE ラプソディア・コンチェルタンテ(1983) 〔音源提供:NHK/NHKサービスセンター〕(4) OCTET 八重奏(1984)[CD2](1) FRAGMENT ANTIQUE 古代的断章 (1984)(2) RELUDE プレリュード-チベット密教の典礼音楽による-(1987)(3) RAPSODIA CONCERTANTE ラプソディア・コンチェルタンテ〔改訂版初演〕(4) EVOCATION エヴォケイション〔1998年演奏音源〕[CD3](1)-(13)「池野成の想像力(イマジネーション)-楽器編成を中心に-」片山杜秀【演奏者】[CD1](1) マリンバ独奏:中村早苗指揮:有賀誠門東京音楽大学パーカッショングループ伊藤清・東京音楽大学トロンボーン・アンサンブル(2) ティンパニ独奏:有賀誠門アルトフルート&フルート:中川昌巳ホルン:大橋秀丸、村松正春、南浩之トロンボーン:野武重忠、田中康之、沖野信雄テューバ:杉山淳パーカッション:中谷考哉、前田均、近藤高顯、山口多嘉子、河合尚市(3) ヴァイオリン独奏:磯 恒男指揮:山岡重信管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団(4) 指揮:野口芳久東京音楽大学テューバ・ユーフォニアムアンサンブル[CD2](1) 指揮:本名徹次東京芸術大学トロンボーン科・打楽器科(2) 指揮:井上謹次東京ブラスコンコード(3) ヴァイオリン独奏:荒井英治指揮:津田泰孝管弦楽:Ensemble Buono!(4) マリンバ独奏:広光真弓東京音楽大学パーカッションアンサンブル、東京音楽大学トロンボーン科【録音】[CD1](1) 1977年5月30日 ヤクルトホール(2) 1977年10月30日 東京藝術大学第6ホール(3) 1983年10月23日放送 NHK-FM「現代の音楽」マスター音源(4) 1984年5月2日 練馬文化センター 小ホール[CD2](1) 1985年1月21日 練馬文化センター・小ホール(2) 1989年2月26日 石橋メモリアルホール(3) 2015年3月31日 東京音楽大学J館スタジオ(4) 1998年4月11日 練馬文化センター 小ホール[CD3](1)-(13) 2017年8月13日 JVCケンウッド・クリエイティブメディア 赤坂スタジオ
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    • SALIDA / JPN / CD / DESL008 / 1006874341 / 2015年11月25日

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    映画音楽で知られる作曲家・山内正(やまのうち・ただし)による純音楽作品を収録したアルバム。当初ヴァイオリニストを目指すも、太平洋戦争中の勤労動員で指を痛め断念。戦後は伊福部昭に師事し作曲を学んだ。純音楽の作曲のほか、個性的な映画監督、増村保蔵(ますむら・やすぞう、1924-1986)などの作品などにも音楽を提供した。1980年12月20日、53歳で死去。 (©ディスクユニオン)【収録内容】山内正(1927-1980):DISC1《陽旋法に拠る交響曲》(1961) 【演奏者】上田仁(指揮)東京交響楽団 (音源提供:TBSヴィンテージクラシックス)《ピアノ・ソナタ》(1968/1973) 【演奏者】村上弦一郎(ピアノ)《チェロ・ソナタ》(1973) 【演奏者】井上頼豊(チェロ)村上弦一郎(ピアノ)《青春賦》(1974) 【演奏者】堀田康夫(指揮)成蹊大学ギターソサエティーDISC2バレエ音楽《角兵衛獅子》(1963) 【演奏者】福田一雄(指揮)シアターオーケストラトーキョー
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    • SALIDA / JPN / CD / DESL006 / 1005493873 / 2013年11月20日

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    • A
    • SALIDA / JPN / CD / DESL005 / 1005493886 / 2013年11月20日

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    小杉太一郎(作曲)&石島恒夫(作詞):カンタータ「大いなる故郷石巻」2011年、東日本大震災によって甚大な被害を受けた宮城県石巻市。かつて石巻市の市制40周年(1973年)を記念し、石巻出身の作曲家小杉太一郎の作曲、当時の石巻芸術協会事務局長石島恒夫の作詩によって、オーケストラ、ソプラノ、バリトン、大合唱により石巻の歴史・自然・文化を謳いあげる音楽作品《カンタータ大いなる故郷石巻》が創作されました。当盤は、この《カンタータ大いなる故郷石巻》初演を初CD化。現在もこの初演「マスター音源」の保管場所は不明であるものの、作曲者小杉宅での調査によって「サブマスターテープ」が発見されたことから本CDの制作が実現しました。故郷を想う当時の「熱」を、今ありのまま再現することによって、復興へ向かう方々の「気」を少しでも後押しし、本CDの全売上益を「東日本大震災復興義援金」へ寄付する東日本大震災復興支援として企画され、2011年6月より通信販売が開始、翌2012年に完売したためこれまで販売が中止されていましたが、再プレスを行い広く流通することとなりました。小林研一郎の指揮による東京交響楽団、ソプラノ伊藤京子、バリトン友竹正則、朗読山内明、合唱石巻合唱連盟という今では考えられない豪華な演奏陣により大成功を収めた本公演の録音テープに込められた故郷を想う「熱」が、いま解き放たれ、復興へと向かう方々の「気」を僅かでも後押しできることを心より願っております。 (制作元提供資料より)作曲:小杉太一郎(1927-1976)映画俳優小杉勇の長男として宮城県牡鹿郡石巻町(現・同県石巻市)に生まれる。東京音楽学校(現・東京藝術大学)において映画『ゴジラ』の音楽で知られる作曲家伊福部昭に師事。これまで東映アニメ『サイボーグ009』(1966-68)、内田吐夢監督東映『宮本武蔵』シリーズ(2作目以降)、日活『ギターを持った渡り鳥』など、映画をはじめとする劇伴音楽300本以上を手がける。 【演奏者】小林研一郎(指揮) 東京交響楽団伊藤京子(ソプラノ)友竹正則(バリトン)石巻合唱連盟(合唱指揮:山内明)【録音】1973年11月4日 石巻市民会館
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    • SALIDA / JPN / CD / DESL-10 / 1007521610 / 2017年11月29日

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    【商品の紹介】 東映アニメ『サイボーグ009』(1966-68)、内田吐夢監督 東映『宮本武蔵』シリーズ、日活『ギターを持った渡り鳥』シリーズなど、300本以上の映画音楽を手がけ、劇伴の仕事がこれまで広く知られてきた作曲家 小杉太一郎。 小杉宅から発見された演奏会用作品楽譜の「室内楽」を中心に収録した前作「小杉太一郎の純音楽」に続く本CDでは、「ブラジル連邦共和国による日本移民受け入れ60周年を祝う交響曲」として作曲され、音楽評論家 片山杜秀氏より「昭和20年代の日本人作曲家による管弦楽作品を考えるうえで重要な作品」とのお墨付きを得た《交響楽》(1953)、舞踊家 江口隆哉と小杉の師 伊福部昭による『日本の太鼓《鹿踊り》』を皮切りとして創作された舞踊作品「日本の太鼓」シリーズ最終作を多彩な楽器編成で彩った舞踊音楽 日本の太鼓 第三輯《綾の太鼓》(1963)のセッション録音を実現しました。 小杉の親友・作曲家 池野成の一番弟子、小倉啓介の指揮による芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカの演奏で作曲家 小杉太一郎、幻の2大オーケストラ作品が蘇ります。【曲目】交響楽(1953)SYMPHONY(1953)(1)第1楽章:Andante(2)第2楽章:Lento(3)第3楽章:Allegro con brio ~ Largo assai舞踊音楽 日本の太鼓 第三輯《綾の太鼓》(1963)Musica“Drumming of Japan”AYANOTAIKO(1963)(4)序奏(5)第2曲(6)第3曲(7)第4曲(8)第5曲(9)第6曲(10)第7曲(11)第8曲(12)終曲【演奏】指揮:小倉啓介 管弦楽:芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ【録音】2017年5月4日 行徳文化ホールI&I(セッション録音)
    ¥3,300 (税込)
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    • SALIDA / JPN / CD / DESL-17 / 1008343814 / 2021年09月01日

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     初演から47年の歳月を経て舞台蘇演された黛敏郎《昭和天平楽》音源を、蘇演実現に導いた音楽評論家 片山杜秀氏のお話と共に初CD化!三島由紀夫原作のオペラ《金閣寺》や映画『天地創造』の音楽などを手がけ、TV番組『題名のない音楽会』の企画・司会を長年にわたりつとめたことでも知られる作曲家 黛敏郎。戦後高度経済成長の繁栄の中で、享楽に身をゆだねる日本人の暮らしを形容する「昭和元禄」という言葉が盛んに飛び交っていた1960年代末。国立劇場は、雅楽をより普及・活性化させるため、新たな雅楽作品を現代の作曲家に委嘱することを発案。最終的に作曲家 黛敏郎に新作雅楽が委嘱されることとなります。また、この国立劇場の新作雅楽委嘱の取り組みは、その後も国内外の作曲家に行われ、武満徹 《秋庭歌一具》をはじめとする数々の雅楽作品が生まれる契機となりました。黛は、平安時代以降に洗練された雅やかで上品な雅楽ではなく、平安以前の奈良時代に使われていた古楽器「大篳篥(おおひちりき)」「大箏(だいそう)」「雅琴(がきん)」などを編成に加え、中国大陸・ベトナム・朝鮮半島の音楽が生々しく混在し、エネルギーに溢れた奈良時代的雅楽を自身のイマジネーションによって現代に復活・創造するべく作品を完成させました。1970年代における「昭和元禄」的な時代の中で刹那主義におちいり、生命力を失っていく現代人に対するアンチ・テーゼが込められたその新作雅楽のタイトルは―――《昭和天平楽》。《昭和天平楽》は、1970年に初演され、後にLPレコードが発売されたものの、通常の雅楽では使用されない古楽器が必要なことなどから、その後再演されることはなく、LPレコードも発売から半世紀が経過し入手困難となっています。そのような状況の中、初演から47年ぶりに「サントリー芸術財団 サマーフェスティバル2017」で演奏された《昭和天平楽》音源を公益財団法人サントリー芸術財団より提供いただき、さらに「サマーフェスティバル2017」総合プロデューサーをつとめられた音楽評論家 片山杜秀氏による「作曲家 黛敏郎と昭和天平楽」についての語り下ろし音声を加えた特別盤として初のCD化を実現しました。【収録内容】● 昭和天平楽 (1970)(1) I.序 音取・唐楽 [14:49](2) II.破 乱声・笙音取・林邑楽 [12:39](3) III.急 序吹・高麗楽 [9:36]指揮:伊左治直 伶楽舎録音:2017年9月4日 サントリーホール ブルーローズサントリー芸術財団 サマーフェスティバル2017「ザ・プロデューサーシリーズ 片山杜秀がひらく 日本再発見」<主催>公益財団法人サントリー芸術財団※ 〔音源提供:公益財団法人サントリー芸術財団〕● 片山杜秀さんに訊く「作曲家 黛敏郎と昭和天平楽」(訊き手:出口寛泰)(4)-(5) 「はじめに」 [0:54](6) 【作曲家 黛敏郎について】 [3:57](7) 「武満徹と黛敏郎」 [3:37](8) 「日本のドゥビュッシーと日本のストラヴィンスキー」 [4:38](9) 「興味・関心は同じだが、引き出してくるものが違う」 [5:41](10)【昭和天平楽と「1970年」について】 [2:23](11)「三島由紀夫と黛敏郎」 [3:34](12)「昭和天平楽と大阪万博・三島事件」 [6:46](13)「現代人へのアンチ・テーゼ」 [4:15](14)-(15)「おわりに」 [1:50]録音:2021年5月-----★ 日本を代表する音楽家・演奏団体による名演を収録黛敏郎《昭和天平楽》蘇演の指揮をつとめたのは、日本音楽コンクール第1位、日本現代音楽協会作曲新人賞、芥川作曲賞、出光音楽賞、佐治敬三賞など数々の受賞歴を持つ、作曲家 伊左治直。演奏は、雅楽の古典曲以外に廃絶曲の復曲や現代作品の演奏にも積極的に取り組む活動で、これまで中島健蔵音楽賞特別賞、芸術祭大賞などを受賞している雅楽演奏団体 伶楽舎。日本を代表する音楽家・演奏団体による名演を収録した貴重盤です。★ 音楽評論家 片山杜秀氏による「作曲家 黛敏郎と昭和天平楽」語り下ろし音声を特別収録「サントリー芸術財団 サマーフェスティバル2017」総合プロデューサーをつとめられ、黛敏郎《昭和天平楽》を47年ぶりに再演するという企画を立案されたのは、NHK-FM『クラシックの迷宮』パーソナリティとしてもおなじみの音楽評論家 片山杜秀氏。本CDには《昭和天平楽》蘇演音源に加え、片山氏による語り下ろし音声「片山杜秀さんに訊く『作曲家 黛敏郎と昭和天平楽』」(訊き手:出口寛泰)を特別収録。コロナ禍により、スタジオでの収録が出来ないことを受け、片山氏の御自宅にてお話を録音してくださるという、破格の御厚意によって実現した企画です。★ 貴重音源をハイクオリティサウンドでCD化公益財団法人サントリー芸術財団より提供された貴重な黛敏郎《昭和天平楽》蘇演音源を、より豊かな響きで記録するため、マスタリングをソニー・ミュージックスタジオのチーフエンジニア 鈴木浩二氏にお願いし、繊細かつエネルギッシュなハイクオリティサウンドでのCD化を実現しました。-----黛敏郎 (1929~1997)1929年、神奈川県横浜市に生まれる。1945年、東京音楽学校(現・東京藝術大学音楽学部)作曲科に入学。橋本國彦、池内友次郎、伊福部昭 等に師事する。その才能はすでに在学中から周囲に衝撃を与え、作曲科卒業作品《10楽器のためのディヴェルティメント》(1948)で戦後音楽界に輝かしいデビューを果たす。1950年、松竹映画『帰郷』(監督:大庭秀雄)の音楽で第5回毎日映画コンクール音楽賞を受賞。また、同年作曲の《スフェノグラム》は、翌年のISCM国際現代音楽祭に入選し、作曲者に国際的名声を与えた。1951年、フランス政府給費留学生としてパリ国立音楽院に留学。トニー・オーバン等のクラスに入るも、そのヨーロッパの伝統的技術を極めることに特化された指導に疑問を感じ、1年で帰国する。帰国後は、留学中に吸収した前衛的技法を用いた《ミュージック・コンクレートのための作品“X、Y、Z”》(1953)をはじめ、日本初の電子音楽《素数の比系列による正弦波の音楽》(1955)等、戦後最先端の手法を真っ先に取り入れた作曲を展開していく。1953年、芥川也寸志、團伊玖磨と共に「3人の会」を結成し、同会演奏会で《饗宴》(1954)、《トーンプレロマス55》(1955)、《涅槃交響曲》(1958)、《曼荼羅交響曲》(1960)を発表。1957年、諸井誠、柴田南雄、入野義朗らと共に吉田秀和を所長とする「20世紀音楽研究所」を設立。日本での「現代音楽祭」開催に尽力する。1964年より、TV番組『題名のない音楽会』の企画・司会を約33年間に渡りつとめる。1977年、東京藝術大学作曲科非常勤講師に招かれたことを契機に、以後、後進の指導にも携わるようになる。1986年、紫綬褒章を受章。生涯を通じ、管絃楽、バレエ音楽、カンタータ、オペラ、室内楽、器楽曲、合唱曲、歌曲そして映画音楽に至るまで幅広い分野の作品を発表した。《涅槃交響曲》(1958)と《BUGAKU》(1962)で2度受賞した尾高賞をはじめ、4度受賞の毎日映画コンクール音楽賞 等、受賞多数。1997年4月10日歿。
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