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ブラジル最注目アーティスト Antonio Loureiro2014年作は、ヴィブラフォン奏者/作曲家としてのインストゥルメンタル作品。ヴァイオリンの寵児Ricardo Herzとのデュオによる進化形チェンバー・ミュージック。
現代ブラジル最注目のシンガー・ソングライター/マルチ奏者、アントニオ・ロウレイロの新作は、バイオリンの寵児ヒカルド・ヘルスとのデュオによる室内楽作品。
アントニオ・ロウレイロはミナス・ジェライス連邦大学の鍵盤打楽器科を卒業したキャリアを元来持ち、ヴィブラフォン奏者としても様々な録音に客演してきた。対するヴァイオリンのヒカルド・ヘルスも過去4枚のリーダー作によって今もっとも注目を集める器楽奏者の一人で、フォホーやMPBなどブラジル音楽からクラシック音楽まで、さらに米バークリー音大時代に吸収したジャズやカントリー/ブルーグラスのエッセンスを含む広汎な演奏技術の幅をもとに、ジャンルの枠を超えて注目される演奏家だ。
レパートリーは二人のオリジナルを軸に、ギンガ/アルヂール・ブランキによる1、レア・フレイリ作4、エグベルト・ジスモンチ作7という先達の楽曲を加えたもの。ヴィルトゥオーゾとしての演奏性はもちろん、二人の作曲の才、特に5曲(ヘルスとの共作含む)で聴くことのできるロウレイロ作品の完成度の高さには改めて驚くほかない。Ramo在籍時代の名曲2、1stソロ『Antonio Loureiro』からの再演9、美しい旋律が雄大なランドスケープを想起させる6(「アルメニア」との題から察して、ティグラン・ハマシャンやヴァルダン・オヴセピアンを通じた彼の国へのオマージュだろうか?)
ブラジル性を内包しつつ、よりユニバーサルな音楽として開かれたその作風は、ヴィラ=ロボスやジスモンチの系譜にありつつ、より現代的な世界観によって書き換える革新性に満ちている。本作の録音・ミックス・マスタリングはアンドレ・メマーリが担当。 ブラジル、ひいては南米の器楽系シーンをまた一歩先へと進める傑作。
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RICARDO HERZ & ANTONIO LOUREIRO / ヒカルド・ヘルツ&アントニオ・ロウレイロ