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ホーザ・パッソスやマリア・ヒタ、タチアーナ・パーハといった女性シンガーのサポートや、セザル・カマルゴ・マリアーノ、シコ・ピニェイロ、パキート・デリベラ、渡辺貞夫などのセッション・メンバーとして知られ、自身たちでもソロ作をリリースするなど現代ブラジルを代表する器楽奏者として名をはせる3者により構成される「トリオ・コヘンチ」の久々となるニューリリース。タンバ・トリオらが牽引したジャズ・サンバ、アジムスらによるブラジリアン・フュージョンの歴史を汲みつつも、それぞれの卓越した技術を駆使した歌心あふれるインプロヴィゼージョンと、ブラジリアン・ジャズの醍醐味ともいえるサンバのリズムをベースにした弾丸のようなグルーヴ感はもはや他の追随を許さないレベルに。サンパウロを中心にブラジリアン・ジャズ・シーンはかつてない盛り上がりを見せているが、その頂点にいるのがこの3人と言っていいだろう。
Fabio Torres (p) Paulo Paulelli (b) Edo Ribeiro (ds)
TRIO CORRENTE / トリオ・コヘンチ