7,150円(税込)
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※LP / 180g
★ドン・レンデルは、半世紀以上にわたってイギリスのモダンジャズ界をリードしてきた人物で、小さなクラブやバックルームから国内の有名なステージに上がるまで、音楽の主な発展に積極的に関与し、重要な目撃者でもあった。ロンドンのウエストエンドでの初期の演奏や、50年代、60年代のドン・レンデル-イアン・カー・クインテットでの演奏から、70年代、80年代の目立たない演奏まで、彼の確実で安定した演奏は、同業者の間でも高く評価されている。彼はブルーノート・レコードに参加した数少ない英国人アーティストの一人であり、マイケル・ギャリック、スタン・トレーシー、アマンシオ・デルヴァ、ニール・アードリーなどの最も個性的で特徴的な英国ジャズ・アルバムに参加。レンデルは、60年代後半に流行したフリーやエレクトリック・フュージョンのスタイルを避け、メロディとリズムを中心としたアコースティック・サウンドにこだわっていたが、自分が単なる「バッパー」という表現を嫌っていたのも同様である。
■本作『スペース・ウォーク』は、レンデルにとって多くの意味で、卒業アルバムであると同時に転機となる1972年オリジナル・リリースのアルバム。ニール・アードリーに「ディアギレフのような稀有な人物」と評され、誰も録音してくれなかったイギリスのジャズシーンの重要人物の多くをスタジオに導いたランズドーン・スタジオの伝説的プロデューサー、デニス・プレストンとの最後の仕事。また、この作品はレンデルにとってEMIコロンビアでの最後のプロジェクトであり、大手レコード会社のリーダー作としての最後の作品でもある。本作品以降、レンデルはSpotliteのような小さな独立系レーベルでレコーディングを行っていた。しかし、このアルバムは一つの章に別れを告げるものであると同時に、次の章への道筋を示すものでもあった。
■ギアボックス・レコードがオリジナル・マスター・テープからリマスター&カットしたオーディオ・レコード。180g重量盤LP。フリップバックLPスリーブ、380gのヘヴィ・フロントラミネートスリーブ。12x12のインサートには、新しいライナーノーツとオーディオ・ダウンロード・バウチャー封入。
【パーソネル】 Don Rendell(ss,ts,fl,a-fl) Stan Robinson(ts,cla,fl) Peter Shade(vibes, fl) Jack Thorncroft(b) Trevor Tomkins(ds)
BRITISH JAZZ EXPLOSION
特集ページはこちら:https://diskunion.net/jazz/ct/news/article/0/97509
本シリーズでは、世界で最も収集されているジャズのカタログの中から、主にイギリスとヨーロッパのジャズが独自のアイデンティティを見つけ始めた60年代と70年代に録音された、最も希少で求められている音源を集めている。デッカ、デラム、アルゴ、ランズダウン、フォンタナ、マーキュリー、フィリップス、テンポといった代表的なレーベルのオリジナル・アルバムは、それぞれにストーリーがあり、オーディオファイル・レコードやデラックス・コンピレーション・アルバムとして復刻され、認知度を高めていく。
アナログ・マスタリングの世界的なスペシャリストであるGearbox社がオリジナル・テープからリマスタリングし、各LPには当時のパッケージやアートワークを再現したチップオン/フリップバック・スリーブやラミネート・カバーを付属する。本シリーズでは、マイケル・ギャリック、スタン・トレーシー、ジョン・サーマンといったアーティストが、どのようにしてブリティッシュ・ジャズの新しい声を探し、見つけ出したのかを探っていく。当時は、ジョー・ハリオットやハリー・ベケットといった黒人アーティストの影響力やインパクトが初めて感じられた時代であり、ジャズがロック、ファンク、フォーク、サイケデリアを取り入れて新しいサウンドやテクスチャーを生み出していた。- シャバカ・ハッチングスやヌバイア・ガルシアのような注目の個人プレーヤーから、サンズ・オブ・ケメット、スチーム・ダウン、メルト・ユアセルフ・ダウン、SEEDアンサンブル、エズラ・コレクティブのような大規模なユニットまで、現在のイギリスのジャズ・シーンは、創造性、エネルギー、そしてイギリスのジャズ・シーンの創始者にまで遡る系譜に基づいて国際的な評価を得ており、BRITISH JAZZ EXPLOSIONでは、そのシーンを明らかにし、探求し、称賛する。
DON RENDELL / ドン・レンデル