ジョルジ・べンのバックバンドとしても知られるブラジルを代表するサンバソウル~サンバファンク・トリオ、トリオ・モコトーの1977年作がブラジルでLPリイシュー
ジョルジ・べンのバックバンドとしても知られるブラジルを代表するサンバソウル~サンバファンク・トリオ、トリオ・モコトーの1977年作がブラジルでLPリイシュー
5,500円(税込)
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ルイス・カルロス・フリッツ (フリッツ・エスコヴァォン)、ジョアン・パライーバ、ネヘウ・ガルガーロ。三人のサンバ系ミュージシャンによる結成されたトリオ・モコトー。あのジョルジ・ベンのバックバンドを務めていたことでも有名だが、彼ら名義でリリースされた1971年の1stアルバム、そして1973年の2ndアルバムも非常に評価が高い。とりわけ体から溢れるようなファンキー極まりないサンバのグルーヴはまさに唯一無二で、サンバ+ロック=サンバ・ロック(サンバホッキと現地では発音される)のムーヴメントを牽引。2000年代に入るとクラブ・シーンからのラブコールを受け再始動。2001年から2010年までに3枚のアルバムを残しているが、そのどれもが彼ららしさと問答無用のグルーヴに満ち溢れた名盤である。
そんなトリオ・モコトーのなかでも一番人気作として知られるのが本作1977年の3rdアルバムである。豪奢なアレンジに彩られたミドルテンポのサンバホッキ "Não Adianta"、親分ジョルジ・ベンの名曲カバー "Que Nega É Essa" を筆頭に、キラーすぎる高速サンバ "Xuxu Melão"、"Toda Tarde"、 ホーン&ストリングスに泣きのメロディ、味わいに溢れたヴォーカルが絡み合う "O Meu Violão" などなど、充実極まりない内容に誰もが圧倒されること必至。当時世界的にも高い評価を獲得したのか、ブラジルだけでなくイタリアやフランス、カナダ、アルゼンチンといった国でも各国盤がリリースされるなど、トリオ・モコトーの名を世界に知らしめたエポック・メイキングな作品でもある。
多くの名盤がCDやレコードで復刻され、またインターネットの発達もあり気軽にブラジル音楽の名盤を聴けるようになった昨今ではあるが、ここまで濃厚かつファンキー、個性豊かで人情味にまで溢れる作品があるだろうか。ブラジル、そしてサンバという音楽の持つ庶民的かつ圧倒的なエネルギーを、USのブラックミュージック的手法を用い、よりユニバーサルに仕立て上げたその内容は、ブラジル音楽史上屈指と言っても過言ではないだろう。
2019年に一度 UK でリイシューされているが、ブラジルでは初。毎度作りのいい TRES SELOS から、豪華なブックレットなども付属するとのことで、コレクターとしてはおさえておきたい一枚だ。
※ブラジルからの輸入盤のため、輸送の途中で発生する角折れやスレなど軽微なジャケット・ダメージが見られる場合がございます。あらかじめご了承ください。
TRIO MOCOTO / トリオ・モコトー