MOACIR DE TODOS OS SANTOS (LP)

LETIERES LEITE & ORKESTRA RUMPILEZZ レチエレス・レイチ & オルケストラ・フンピレズ

巨匠レチエレス・レイチ率いるビッグバンドが残した、モアシール・サントス『Coisas』カバー集!ゲストでカエターノ・ヴェローゾも参加。

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レーベル
TRES SELOS
国(Country)
BRA
フォーマット
LP(レコード)
規格番号
TS040
通販番号
1008473705
発売日
2022年08月06日
EAN
2299991160496
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商品詳細情報

News 6/21 柳樂光隆 (Jazz The New Chapter) によるインタビューを公開しました。総数14,000字以上!

Interview Orkestra Rumpilezz:about "Moacir de Todos os Santos" & Letieres Leite - レチエレス・レイチによるアフロブラジル音楽の革新 by 柳樂光隆
https://note.com/elis_ragina/n/n7bb5f46a3a72


※厚紙カバー+資料性の高いブックレット付のTRES SELOS盤

巨匠レチエレス・レイチ率いるアフロ・ブラジリアン・ラージアンサンブル「オルケストラ・フンピレズ」が残した、モアシール・サントスによるジャズボサ聖典『Coisas』カバー集! ゲストでカエターノ・ヴェローゾも参加。


ブラジル北東部にあるバイーア州生まれの作編曲家/サキソフォニスト、レチエレス・レイチ。自身のアフロ・ブラジリアン・オーケストラ=フンピレズで2000年代後半以降のブラジル音楽シーンに大きなインパクトを与えると、カエターノ・ヴェローゾやマリア・ベターニアといった大御所を支えるアレンジャーとしても活躍。またロウレンソ・ヘベッチスなど後進のミュージシャンも多く育てるなど、2021年に他界するまで「マエストロ」として慕われた人物である。そんなレチエレスがライフワークとして位置付けていたオルケストラ・フンピレズとともに生前最後に残したアルバムが本作だ。

タイトルからもわかる通り、内容はモアシール・サントスが名門FORMAレーベルに残した1965年の伝説的アルバム『Coisas』のカバー。オリジナル盤レコードはUSD5000オーバーで取引されるなどアフロ・ブラジリアン・ジャズ/ジャズボサの聖典として知られる作品だが、レチエレス自身はブラジルのWEBメディア「el Cabong」におけるインタビューで、モアシールの音楽、そして本作についてこう語っている。

「モアシールの作品はアフロ・ブラジル文化から影響を受けていますが、多くの人々の認識に反し、リズムではなくメロディーやハーモニーといった側面での影響なのです。それだけにフンピレズでモアシールをカバーするとなると、リズム面で表現の幅が広がります。つまり彼が残したものに対し、別のタッチでアプローチしたのです。メロディーを維持し、音楽の美学を維持しながら新たな作品にしましたが、まるでサルヴァドールにモアシールを連れてきて、私たちのフォームのなかで散歩しているような感じです。なぜなら我々の文化はバラエティに富んでいるからです。ここには少なくとも異なるルーツを持つ3つのカンドンブレの流派があり、それぞれが壮大なリズムのコラボレーションを展開している。そこで今一度メロディーを観察し、読み直しました。そうやって深化させたのです」

レチエレスにとってモアシール曲集は何年も取り組みたいと考えていたプロジェクトだった。それを実現へと導いたのが気鋭プロダクションのROCINANTEで、彼らのスタジオが2インチテープのアナログ録音用の卓を所有していたことが決め手になったのだという。昨年話題となった同じアフロ・ブラジル系ビッグバンドであるオルケストラ・アフロシンフォニカと比しても、金管楽器と打楽器で編成されるフンピレズの音楽はより無骨だが、レチエレスの理想とするサウンドが実現した結果、パワフルでありながらしなやか、エレガントでありながらどこかエキゾチックな『Coisas』特有のオーラを維持しつつ、現代的な解釈を施すことに成功。これから何十年と聴き継がれるであろう新たなマスターピースが誕生した。




Ficha técnica:
Direção artística: Letieres Leite e Sylvio Fraga
Produção musical: Letieres Leite, Sylvio Fraga e Pepê Monnerat

Letieres Leite: concepção, arranjos, regência e flauta em sol
Luizinho do Jêje: atabaques Rum e Rumpi, agogô e efeitos
Gabi Guedes: atabaques Rum e Rumpi e agogô
Tiago Nunes: timbau, atabaques Rumpi e Lé, agogô e caxixi
Emerson Taquari: pandeiro, surdos, timbau, atabaque Lé e caxixi
Jorge Wallace: surdos, atabaques Rumpi e Lé, agogô e timbau
Ícaro Sá: atabaques Rumpi e Lé e timbau
Kainan do Jêje: atabaqueria
Rowney Scott: saxofones tenor e soprano 1
Leo Rocha: saxofones tenor e soprano 2
André Becker: saxofone alto e flauta 1
Paulo Andrade: saxofone alto e flauta 2
Vinícius Freitas: saxofone barítono
Fernando Rocha: tuba
Adaílson Rodrigues: trombone baixo
Rudney Machado: trompete e flugelhorn 1
Guiga Scott: trompete e flugelhorn 2
João Teoria: trompete e flugelhorn 3
Danilo Brito: trompete e flugelhorn 4
Gilmar Chaves: trombone 1
Hugo Sanbone: trombone 2
Juracy Almeida: trombone 3

Solistas:
Coisa nº 1 – Paulo Andrade, saxofone alto
Coisa nº 2 – Rowney Scott, saxofone soprano / Luizinho do Jêje, Rum / Kainan do Jêje, atabaqueria
Coisa nº 4 – Raul de Souza, trombone / João Teoria, trompete
Coisa nº 5 – Letieres Leite, flauta / Tiago Nunes, timbau
Coisa nº 7 – André Becker, saxofone alto / Gabi Guedes, Rum
Coisa nº 8 – Joander Cruz, saxofone alto
Coisa nº 9 – Vinicius Freitas, saxofone barítono / Marcelo Martins, saxofone tenor




※ブラジルからの輸入盤のため、輸送の途中で発生する角折れやスレなど軽微なジャケット・ダメージが見られる場合がございます。あらかじめご了承ください。

ソングリスト

  • A1. Coisa no 4 [part. Raul de Souza, trombone] 6:09 (Moacir Santos)
  • A2. Coisa no 8 [part. Joander Cruz, saxofone alto] 7:33 (Moacir Santos, Nei Lopes e Regina Werneck)
  • A3.Coisa no 9 [part. Marcelo Martins, saxofone tenor] 7:32 (Moacir Santos e Regina Werneck)
  • B1. Coisa no 1 4:29 (Moacir Santos e Clóvis Mello)
  • B2. Coisa no 5 – Nanã [part. Caetano Veloso] 6:29 (Moacir Santos e Mário Telles)
  • B3. Coisa no 7 4:32 (Moacir Santos e Mário Telles)
  • B4. Coisa no 2 6:53 (Moacir Santos)