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ペルーが誇るラテン・ロック/ファンク・バンド、Black Sugarの1971年デビュー・アルバムがひさびさのリイシュー!
60年代後半にギタリストのVíctor "Coco" Salazarと鍵盤奏者のMiguel "Chino" Figueroaが結成したFar-Fen (FarfisaとFenderの音節)というバンドを前身に、印象的な歌声を聴かせるCarlos "Pacho" Mejíaが加わり結成されたBlack Sugar。その名前は白い砂糖が不足し、黒砂糖ばかりが流通していた当時のリマの状況に着想を得たのだという。また当時のペルーは独裁政権の真っただ中であり、フォルクローレに由来しない音楽には政府からの厳しい目が向けられていた時代でもあった。若者のエネルギーを受け止めるロックンロールやファンクのパワーと、ペルー由来のラテンサウンドを高いレベルで融合することのできる彼らは、そうした時代背景もあり登場したのである。
そうして生まれた2枚のアルバムのうち、初作にあたるのがこの『Black Sugar』(1971)だ。リリース元であるSono Radioの音楽監督Jaime Delgado Aparicioが盛大なブラス・セクション、さらにはパーカッションを配置。パーカッショニストにも名手Coco Lagosが起用されるなど、豪華な布陣で録音された。英語のクレジット付きでリリースされたこともあり、とりわけ冒頭の「Too Late」はマイアミのチャートでトップ10に入り北米でも人気を獲得したのだとか。その曲以外にも軽快にしてファンクネスにあふれた「The Looser」、ブレイク入りのラテンファンク「Understanding」、ヴェロカイを思わせるストリングス・アレンジも先駆的な「Pussy Cat」などなど、サイケ色濃厚なギターワーク、華麗な鍵盤、そしてホットなブラスセクションとパーカッションが濃密に絡み合うアンサンブルは、70年代ペルーにおける夜の熱狂を今に伝えるものと言えるだろう。
BLACK SUGAR / ブラック・シュガー
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