2,860円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
“現代のドリヴァル・カイミ”“ブラジルのジョン・レノン”とも称される壮大な世界。ブラジルが世界に誇るSSW、ロス・エルマノスのブレイン、マルセロ・カメーロ待望セカンド・アルバム。芸術的なサウンドと思慮深い歌詞が織り成す、ブラジルの今を丁寧に切り取った傑作。
もはや世界に誇るSSWとなったロス・エルマノスのマルセロ・カメーロが待望のセカンド・アルバムをリリース。芸術的なサウンドと思慮深い歌詞が織り成す、ブラジルの今を切り取ったかのような最高のSSWアルバム。ブラジル音楽といった括りで語ることすらナンセンスな、世界に誇る珠玉の全10曲。
リオという大都市から生まれたロック・バンド「ロス・エルマノス」は、繊細で現代的な感性と同時代のUK/US勢との音楽的親和性を持ち合わ、せ1990年代末から一世を風靡。2007年に惜しくも活動休止してしまったが、その絶大なる影響力はいまだ健在。ここ日本でも、メランコリアをキーワードに語られたり、彼らの名曲「Sapato Novo」を冠したバンドが結成されたりと、多くのファンが存在し、いまだに聴き継がれている伝説のグループである。メンバーのホドリゴ・アマランチが、ザ・ストロークスのドラマー、ファブリジオ・モレッティと結成したロック・バンド"LITTLE JOY"で、その名を初めて耳にした方もいるかもしれないが、グループのブレインであった本作の主役マルセロ・カメーロも、もはや国境を超えた存在として認知されている。イヴェッチ・サンガーロ、マリア・ヒタといったブラジル国内のトップ・シンガーはもちろん、あのジョージ・ハリソンまでが生前に彼のロス・エルマーノス時代の曲"Anna Julia"をカバーするなど、その美しい曲は知らず知らずのうちに世界中で聴かれているのである。
そんなマルセロが1st「Sou」から約2年ぶりにソロ・アルバム「Toque dela」をリリースする。かつてマリア・ヒタがアルバム"SEGUNDO"でカバーしたM9"Despedida"のみがセルフ・カバーで、他9曲はいずれも書き下ろし楽曲。ローファイなアコースティック・サウンドで思慮深く綴られる"Ô ô"を聴けば、一発で彼の変わらぬ世界観に酔いしれること必至であろう。シンプルなロック・バンド編成にさりげなく鉄琴やトランペットで彩を添えながら、独特の残響処理にて空間を作り上げるセンスは芸術的の一言。何度聴いても不思議とまた聴きたくなる音楽性の高さ、そして抽象的でありながらシンプルな言葉で現代人の心の機微を描く詩の巧みさは、SSWとしてもはや右に出る者はいないであろう。“現代のドリヴァル・カイミ”“ブラジルのジョン・レノン”とも称される壮大な世界は、実に素晴らしい。
Ô ô
膨大な音楽経験をシンプルでミニマムなロック・サウンドへと昇華させたカエターノ・ヴェローゾのライブ盤が話題を呼んでいるが、そのカエターノも、若かりし頃は実験的なサウンドと詩的な言葉で若者の迸る感性を刺激しトロピカリアを牽引したという歴史がある。ブラジル音楽に連綿と連なる輝かしき伝統を継承し、新たな黄金期を花開かせる若者の代表格、それがこのマルセロ・カメーロなのだ。
artists WEB SITE
MARCELO CAMELO / マルセロ・カメーロ