サンバ・コミュニティとMPBシーンの橋渡し的役割を果たすギタリスト実力者クラウヂオ・ジョルジのリーダー新作。♀vo.ドリーナ、7弦ガットのカルリーニョスとのコラボレート作をリリースしたのも束の間、こちらは自作自演の入魂作。元来、リオ・ヴェーリャ・グアルダ派のサンバに造詣の深いクラウヂオが、「Alo Noel! Sou da Vila, Nao tem Jeito」「Recado Pro Elton Medeiros」など、恩恵に与かった先達に対しての思いを込めたレパートリーを展開。サンバ情緒を誘うクラウヂオ自身の枯れ始めた味わいも、また格別。サウンドを支えるメイン・パーソネルにも注目。Marco Pereira (ヴィオラォン)、Hamilton de Hollanda (バンドリン)、Gabriel Grossi (ガイタ)。これはサンバ・ファンなら問題なし!