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ビックバンドによるフュージョン・ジャズ・ロック。しかもビリー・コブハムの在籍していたマハヴィシュヌ・オーケストラ&ジョン・マクラフリン曲集を30数年ぶりの演奏!
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で紹介した『ART OF FOUR』とは一転して、欧州屈指のビッグ・バンドと硬派フュージョン-ジャズ・ロックに取り組むビリー・コブハムを聴くことができます。レパートリーはすべてジョン・マクラフリン〜マハヴィシュヌ・オーケストラ関連のものばかり。コブハムは70年代初頭、マハヴィシュヌに在籍し、同バンドの音作りに大きく貢献しましたが、ビッグ・バンドで当時のナンバーに取り組むのは大変に新鮮でエキサイティングな体験だったと思われます。千手観音との異名をとるすさまじいテクニックと音数で、変拍子を鮮やかに決めていくコブハムの爽快なプレイから、彼がこのプロジェクトにかけた情熱が伝わります、近年のコブハムはスタイルを問わず、どれをとっても本当に絶好調ですね。
(JAZZYELL 89より転載)
BILLY COBHAM(ds),COLIN TOWNS(arr,cond), HR-BIG BAND
BILLY COBHAM/ COLIN TOWNS/ HR-BIGBAND