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TRIO'の第3弾作品に酔いしれている。まずこのジャケがいいなぁと思う。このジャケ、内容とピッタリではないか。ドラムのスティック、その波紋、ノルウェーのソグネフィヨルドを思わせる風景も様になっている。悔しいけどこんなジャケの作品を作ってみたいものだ。1曲目は、「IT'S ONLY A PAPER MOON」で大体この曲に何かを求めようと思ったことないのに、この展開いきなりどうだ。意外性、のっけから引っ張り込まれる躍動感。「ああこれがジャズなんだ」と思う瞬間。切れの良いピアノ、森氏の暴力的ベースの鼓動、とても「IT'S ONLY A PAPER MOON」とは思えない展開に、やられたと思う。流石だと思うわけさ。WIMも凄かったけど、この人たちのジャズセンスといったら脱帽しちゃう。というかボクは演奏家ではないので最初から脱帽なんだけど。彼等のジャズとボクの好みがピッタリと言ったほうが適切かな。2曲目「LULLABY」のステキなメロディーにはメロメロだし。選曲も良いんだよ。「ALL THE THINGS YOU ARE」「POINCIANA」「WHAT A DIFFERENCE A DAY MADE」「COME RAIN OR COME SHINE」「HERE'S THAT RAINY DAY」「WHEN LIGHTS ARE LOW」などなど。いやー、一音一音をもっと大事に聴いていたい、その一瞬の音のすべてを永遠に感じていたい、などとオカルト的な願いを込めながら聴いておるのです。
福田重男(p),森泰人(b),市原康(ds)
[ 2006年10月9、12日録音 ]
山本隆
TRIO'( ICHIHARA / HUKUDA /MORI ) / トリオッ(市原康 / 福田重男 / 森泰人)