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■アルゼンチン音楽手帖掲載品■
カルロス・アギーレ、アカ・セカ諸作と肩を並べる名作誕生。活況を呈すシーンの最重要ドラマー/パーカッショニスト、MARIO GUSSO(マリオ・グッソ)が作り上げた、あまりに美しいデビュー作。「素晴らしきメランコリーのアルゼンチン」にも取り上げられていたピアニスト、セバスティアン・マッチ全面参加!
マリオ・グッソ。彼の名をご存知の方はかなりのアルゼンチン音楽通。これまでにMARIANA BARAJ、ROXANA AMED、SILVIA IRIONDO、WILLY GONZALEZ、LITO EPUMER、DIEGO SCHISSI、MARCELA PASSADORE、LA BOMBA DE TIEMPO(SANTIAGO VASQUEZ率いるラテン・ジャズ・グループ)といったアーティスト達と共演。アルゼンチンのモダン・フォルクローレ・シーンからジャズ、音響派に至るまでマルチな活躍を続けるシーンの知られざる重要人物だ。そんな彼の待望のソロ・アルバム「COMO DIBUJO DEL AGUA」を発表。これがあまりにも創造的で素晴らしい作品なのである。
いきなり冒頭から惹き込まれる。静かな始まりから壮大な幕開けのM1で、繊細かつ深遠なピアノを聞かせるのは、名手SEBASTIAN MACCIによるもの。彼はリップカール社からリリースされた好コンピレーション・アルバム「素晴らしきメランコリーのアルゼンチン」でも取り上げられていたピアニストであり、「LUZ DE AGUA」という決定的名作を残している才人である。 続くWILLY GONZALEZのフレットレス・ベースとFRANCO LUCIANIのハーモニカが美しいメロディを奏でるM2、ガット・ギターが滑らかにメロディを奏でていくM4、再びSEBASTIANのピアノが活躍するM5...。スキルの高いメンバーの演奏に耳がいきがちだが、これらの曲の共通色を演出しているのは間違いなくMARIO GUSSOのパーカッションであるということに注目したい。ドラム・セットと多彩なパーカッションを用いながら、「水を描くように」というタイトルに違わぬ、清水のような透明感で音空間をデザインしていく様は圧巻の一言。既存のパーカッショニストの域を超えた創造性を発揮する類稀なる才能といえるであろう。
カルロス・アギーレ、アカ・セカ・トリオ諸作が「高原」、プエンテ・セレステが「雨」を連想させるとすれば、本作は「深海」をイメージさせる。フォルクローレを基調にしつつも音響派以降の情景的な世界観を多彩に表現してみせるアルゼンチンの優れたアーティスト達。彼らの作ってきた多くの名作群と間違いなく肩を並べるであろう、名作の誕生である。
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MARIO GUSSO