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■アルゼンチン音楽手帖掲載品■
充実作に溢れるアルゼンチン・シーンから、また新たに快作登場。百花繚乱のアルゼンチン・コンテンポラリー・フォルクローレ・シーンにおける新感覚のジャジー・フォルクローレ・シンガー、シルヴァーナ・レイナの最新作だ。
亀の甲羅を二つ合わせたような不思議な形をした、アルゼンチン特有の金属製パーカッション=ガラハンドの神秘的な響きをメインにスタートするM1。丁寧にコントロールされた高音主体のシルヴァーナのヴォーカルは、まるでオーケストラのように音楽的な魅力を放つ。ジューサに代表されるキューバ新世代からの影響も感じさせるサウンドのM2、クリアトーンのジャズ・ギターをフィーチャアしたM3、美しく響く高音のヴォーカルが脳を刺激するM4と好曲が続く。ジャズ・マナーのバッキングは Aníbal Maidana(g)、Flavio Romero(b)、Ignustio Zavalla(dr/per)、Hernán Ríos(p)、Facundo Guevara(per)というアルゼンチンのセッション・マンの超一流メンバーが配され、シルヴァーナのパフォーマンスを高みに押し上げるとともに、各奏者の一つ一つの表現もスリリング。
アルゼンチンの名曲からヴェネズエラのシモン・ディアス、ウルグアイのハイメ・ロスといった南米全土を視野に入れた作品としても素晴らしいが、ジャズ・ヴォーカル作品のように彼女の歌声にただただ身を任せる愉しみも持ち合わせる独特のアルバム。調和に重きを置いたフォルクローレ・ジャズではなく、そこはかとなくプレイヤーシップを感じさせる作品として好感。
SILVANA REINA / シルバーナ・レイナ