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アルゼンチン屈指の天才作曲家ウリセス・コンティ待望の新作。ウリセスの持つ底知れない音楽ポテンシャルの全てを引き出したかのような傑作の誕生!
ウリセス・コンティ。これまでピアノ・ソロからエレクトロニカ、オーケストレーション作品に至るまで、様々なスタイルで作品を発表。US/UKのポスト・ロック・シーンの流れを汲む映像的な世界観は、アルゼンチン音楽ファンだけでなくジャンルの垣根を越えて聴かれる特別な才能の持ち主である。
航海の始まりを告げるかのような朗々とした管楽器のアンサンブルで幕を開ける本作は、まさにウリセスの多彩な音楽性を凝縮したような内容だ。 2曲目はギターのアルペジオを軸にヴァイオリンやアコギなどが加わりインド音楽のラーガにも似た重厚なアンサンブルを聴かせる。慈しむようなピアノのタッチがリリカルに響く#3、ヴァイオリンやヴィオラのアンサンブルにアコースティック・ギターの煌きが映える#4,#5・・・。 まるでサウンドトラックのようにアンニュイな景色を次々と描いていくインストゥルメンタル群。 ルーツ・アメリカーナの心象風景を独自の手法で描いたジョン・フェイヒーのように、 どこか孤高さを感じさせながらも、 聴き手の想像力をどこまでも刺激していくような音像にぐいぐいと引き込まれてしまう。
ロラ・アリアスとの前作でもプロデュースを担当していた鬼才エスキエル・クタイアが本作でもアレンジやコントラバス/チェロ/ギター/ラップ・スティール・ギターの演奏を担当。彼のポスト・ロック的手法とウリセスの作曲家としての才覚が見事に結びつき、ポスト・ロック、エレクトロニカ、ポスト・クラシカル、現代音楽といったキーワードを連想させつつも、そのどれにも属さない作品に仕上がっている。インディーロック・シーンにおいてハイレベルな成熟をみせるアルゼンチン。 なかでもとりわけ異才を放つウリセス・コンティ。その集大成ともいえる美しきサウンドスケープの世界を心から堪能してもらいたい。
ULISES CONTI / ウリセス・コンティ