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未だ見ぬサルサ好盤の温床、南米ヴェネズエラからの素晴らしい1枚。2000年代よりステージなどで精力的に活動するカンタンテ:ウィルマン・カノが2006年にリリースしたリーダー・サルサ・アルバムが上陸。プエルトリコ・クラシックスにも造詣が深いことを物語るオーセンティックな音作りの中に潜むバランスの良いポップ・センスの注入、そしてポロ・モンタニェスなどの楽曲(M2,5)をとりあげるなどキューバ・ソン・トラディショナルへの傾倒も見せるなど、レンジの広いサウンドが特徴。若々しくも堂に入った歌いまわしもレベルが高い。バックは、ヴェネズエラ・サルサを代表するピアニスト:ホエル・ウリオラ(JOEL URIOLA)ほか、第一線で活躍する現地のプレイヤーがサポートしている。
WILLMAN CANO / ウィルマン・カノ