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気鋭ウォーレン・ウルフ, 新しい扉を開くMack Avenue 第3 弾! ブラッド・メルドウ, ジョン・スコフィールド, ジェフ・ワッツ・・プロデュースはもちろんクリスチャン・マクブライド。グループとしての結束も固く多様な魅力を見せる注目作!
2007年に、クリスチャン・マクブライドの活動の核となるユニット“I nsi de Strai ght”に加入。それ以来、メンターであるマクブライドから多大なるバック・アップを受けてきたウォーレン・ウルフがまた飛躍を見せます! 2005年にM&Iよりデビュー作をリリースし、2011年にセルフ・タイトルとなるMack Avenueでの第1弾作品でワールドワイドにデビュー。第2 弾となった2013 年作品では、ベニー・グリーン、アーロン・ゴールドバーグと、2 つの異なるピアノ・トリオをバックにした演奏で表現の幅を広げて見せてくれましたが、第3 弾となる本作は、超豪華メンバーも迎えての新しい展開が見えます。ベース、そして、プロデュースをつとめるのは、もちろんクリスチャン・マクブライド、マクブライドと組むドラムには、あのジェフ・テイン・ワッツ。そして、ピアノにはブラッド・メルドウ、ゲストには、ジョン・スコフィールド。世代的にも経験的にも、ウォーレン・ウルフとは一見違いがありますが、本作は、オールスター・セッションを越えたグループとしてのヴィジョンが見える一作といえます。☆クリスチャン・マクブライド自身も、「ウォーレン・ウルフのような才能をもったミュージシャンには、Sco(ジョン・スコフィールド) や、Brad(ブラッド・メルドウ)といったミュージシャンと共演し経験を積むのが望ましく、結果として、メンバー全員を巻き込んだインスピレーションに溢れた作品になった」と語る通り、本作には、先輩メンバーとウルフ自身が双方で、才能を発揮。化学反応を見せるのです。
☆曲や、演奏メンバーの構成は、多種多様。カルテットとしての強固なグルーヴあり、それにジョン・スコのブルージーな演奏をフィーチャーしたクインテット編成あり、トリオ有り、クリスチャンとのスウィンギーなデュオあり、またブラッド・メルドウとのデュオあり、ラストは本人のソロ・パフォーマンスあり、一曲一曲はほぼ独立。これぞジョン・スコ!と言えるブルージーさがたまらないオープニングの後には、4 人の子供を思って書いたというウォーレン・ウルフのコンポジション・センスも光るバラード(M2) でメルドウのピアノと水彩画のような美しいハーモニーを披露。かと思えば、師匠マクブライドとのスウィンギー・デュオ(M3)、メルドウとのデュオ(M4)。かと思えば・・・4 人が一糸乱れぬ演奏をスリリングに展開するM5 のようなナンバーもあり、この曲では、クリスチャン・マクブライドとジェフ・ワッツをバックにしたブラッド・メルドウのトリオ演奏も聴きもの。しかし一方で、それらは、クリスチャンのプロデュースによりアルバムとしてキッチリ設計されて有機的結合をもった一つのストーリーをもった展開を見せてもいます。ウォーレン・ウルフ曰く「いまの自分は、バークレーに行って単にバップを学んだだけの一ミュージシャンではない、ビバップはもちろん、ポップ・ミュージックも、モータウンも、フュージョンも、またクラシック的なものも知ったミュージシャン、ウォーレン・ウルフである」と語っていますが、その言葉にはSF Jazz Colldctiveといったオールスター・バンドでも経験を積んだミュージシャンとしての自信にも満ちています。 Inside Straightのメンバーとしてもソロ・プレイヤーとしても次々に扉を開け続けるウォーレン・ウルフ。注目です!(新譜案内より)
■WARREN WOLF: vibes, marimba (5, 6, 9, 10, 11), Fender Rhodes (2, 9), piano (9)
CHRISTIAN MCBRIDE: bass (1, 2, 3, 5, 6, 7, 8, 9, 10)
BRAD MEHLDAU: piano (1, 2, 4, 5, 7)
JOHN SCOFIELD: guitar (1, 7)
JEFF “TAIN” WATTS: drums (1, 2, 5, 6, 7, 8, 9, 10)
WARREN WOLF / ウォーレン・ウルフ