Qinhones『Centelha』現代MPBを代表するSSWキニョーネス新作CD!

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2023.04.17

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現代MPBを代表するシンガー・ソングライターのキーニョが、名義を"キニョーネス"に変えて新作をリリース!自身のホームタウン=リオデジャネイロからのインスピレーションをもとに、マルコス・ヴァーリやリンコルン・オリヴェッチらを連想させるブラジリアン・サウンドで聴かせる大傑作! 日本盤ボーナストラックとして収録された4曲も極上です。



QINHONES (QINHO) / キニョーネス (キーニョ) / CENTELHA (JAPANESE EDITION) / センテーリャ

CENTELHA (JAPANESE EDITION) / センテーリャ

QINHONES (QINHO) キニョーネス (キーニョ)

現代MPBを代表するSSWの待望となる新作は、マルコス・ヴァーリやリンコルン・オリヴェッチ諸作を思わせるポップな1枚!

THINK! RECORDS / JPN / CD / THCD598 / 1008627069 / 2023年04月19日

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―― 本作は基本的にキニョーニス自身が歌詞を手掛け、アウベルトが曲とサウンドを担当しているが、ブラジルやリオの現実に呼応した作風で、“シンガーソングライター”としてのキニョーニスの最新形を見せつけた作品となっている。これほどまでに政治的なメッセージや意見を反映させた作品はキニョーニスにとって初めてのことだ。
そもそもはEP『ゴッタ』を作っていたころ、音楽づくりとは別にプライヴェートな動機で、キニョーニスは今、街で、この国で起こっている、自分を苛立たせることに対する想いを込めた歌詞を書き始めていたという。
込められた想いとは、政治的な混乱を招いたジウマ政権(2011~2016年)、罷免されたジウマ大統領(当時)に代わったテメル政権(2016~2018年)をはさみ、ブラジルを大きく分断することになった右派寄りのボウソナーロ政権(2019年~2022年)の時期に、1984年生まれのカリオカのキニョーニスが、これまでの人生の中で初めて直面することとなった事件や社会的混乱から感じ取った、様々な事柄だ。とりわけキニョーニスを社会的な表現に駆り立てたのが、2018年に起きた二つの出来事だという ――  (ライナーノーツより一部抜粋)


前作『Canta Marina Lima』('18)では、80'sに一世を風靡したブラジルのポップ歌手マリーナ・リマをカバー。ブラジル産のシンセブギー~シンセポップをまとめたSoundway監修のコンピレーション『Onda De Amor: Synthesized Brazilian Hits That Never Were (1984​-​94)』と時を同じくしてリリースされたこともあり、そのセンス良すぎな80'sサウンドがここ日本でもひそかに話題となりました。そんなキーニョが、名義をキニョーネスに変えてリリースする新作がこの『Centelha』です。

プロデューサーにはリオを代表するベーシストのアルベルト・コンチネンチーノを招聘。イントロダクションを経て始まる、ネオソウル的な「Cidade Narciso」でいきなり度肝を抜くと、続く「O Rio Continua Rindo」ではブラジリアン・ディスコの名プロデューサー=リンコルン・オリヴェッチ関連作を連想させる80'sサウンドを披露。かの有名なフレーズを一文字変えた楽曲名にも、思わずニヤリとさせられます。ウーリッツアーの音色も印象的な「Água Salgada」では女性歌手ベベがゲスト参加。マルコス・ヴァーリやアジムスの作品と言われても信じてしまいそうなメロウネスがたまりません。「Sweet Narciso II」を挟んで、徐々にディープさが増していく後半への流れも実によいです。

また今回の日本盤では本作のプロトタイプ的に先行配信リリースされたEP『Gota』の4曲をボートラとして追加収録。とりわけプロデュースをロウレンソ・ヘベッチスが、ミックスをラッセル・エレヴァード(エリカ・バドゥ、ディアンジェロほか)が手掛けた「Parafuso」は夢見心地な大名曲です!

■ライナーノーツ:麻生雅人

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