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★ニッポン放送の「フジセイテツ・コンサート」シリーズ第2弾は諏訪根自子1957年の公開録音。初めて日の目を見る音源で、当時37歳だった全盛期の天衣無縫かつ端正な演奏を味わえます。収録の2篇はどちらもバッハ作品で、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番はもちろん全曲。これまで1970年代末のキングレコードのスタジオ録音が知られていますが、この新発見「シャコンヌ」音源も驚きの入魂ぶりで、曲が進むにつれて音楽が白熱して引き込まれます。他の4曲もストイックな表現のなかに熱い情熱を感じさせる名演です。
★もうひとつの驚きはバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」の録音が残っていたこと。第2ヴァイオリンは同門の巌本真理が務め、斎藤秀雄が桐朋学園のオーケストラで伴奏しています。両独奏者の似ているようで違うニュアンスやフレージングが興味津々。弦楽器に精通した斎藤秀雄ならではの統率力で桐朋学園オーケストラがボルテージの高い伴奏を示しています。 *古い音源を使用しているため、当時の録音技術、テープ劣化によりお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。
(資料提供:キングインターナショナル)
【収録内容】
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:
[1] 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
[2] 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
【演奏者】
諏訪根自子(ヴァイオリン)
巌本真理(第2ヴァイオリン) [2]
斎藤秀雄(指揮)桐朋学園オーケストラ [2]
録音:
[1] 1957年
[2] 1957年4月26日、目黒公会堂(公開収録)
NEJIKO SUWA / 諏訪根自子
日本のヴァイオリニスト(1920-2012)