ambivalence

上田ケンジ

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レーベル
バンブルビーレコード
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
通販番号
IND06582
発売日
2006年12月12日
EAN
2020109000229
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商品詳細情報

上田ケンジ2年ぶりのソロアルバム!
毛氈(フエルト)系男前ロマンチッカー、ウエケンのソロ第2作 オホーツクとカスピ海を純潔異形で繋いだ純ポップ傑作の前作『フォーエバーラブ』同様、今作もまた、パンク17年者による、彼方からやってきた純粋無垢なポップ・ソング全10曲。
アレンジのほとんどをCOプロデューサーのミッキー氏に、制作面のほとんどを森達彦氏(ムーンライダーズ近作のエンジニアとしておなじみ)に任せた点が前作と異なるところ。

推薦文 直枝政広(カーネーション)
「上田ケンジは誰に向かってうたっているのだろうか」
上田ケンジが「おれ歌おうと思っているんだ」と言ったのはいつだったろうか。古いギブソンギターを買ったのは?そして初めて自分で歌ったアルバムが完成する前にとても悲しい知らせを聞いたのはいつだったろうか。しばらくして彼は口を閉じながらステージに出てきて、目を閉じながら歌詞をきつく噛み締めるように歌った。人を愛するって、生きるって、自分の場合こういう事なんだろうか?という意識に震え、天使のように雄弁に遠くどこかに向かって歌っていた

「上田ケンジの歌には叫べない悲しみがいくつもある」
当然のごとく作家の言葉に説明はないし、いらない。聴き手は想像してみるしかない。思う事、泣く事、笑う事、響きとしての曖昧な言葉として、音の輪郭を物のディテイルを超えて描く「歌のかたち」にすべてを預けて生きる業を勝手に読み取ってくれとポツリと上田ケンジは言うだろう。彼は自分のことは自分でやる。そして、おふくろさんや心から愛する人以外には決して甘えない顔をしている。歌声は沢田研二にちょっと似ている。星座は心配性の乙女座だ。

「いつか涙も枯れる、その轍は消えないけどそれでいい。正直者の上田ケンジは人生の荷車に乗ってギターを弾く」
いろんな街へ飛び出す時が来た。この自信と愛に溢れた新作には眩しい街、雑踏の匂いの予感がある。決してヘヴィじゃない。予想を超えて見事に軽やかな「日々思う音楽」になった。過去から一歩踏み出した。多分これ以上続けたら死ぬんじゃないかというようなハードスケジュールの中で、そして大好きな若者たちのメシの世話をしながらノートブックに自分の言葉を書きとめ、体重も変動するくらいに悩み、そして仲間に救われ、ギターに撫でられ、にがくも優しい真摯な楽曲群はスタジオの片隅で紡がれそっと生まれてきたはずだ。おれたちはどうやってその問いかけに答えればよいのか。いや、耳をすまそう。それだけで上田ケンジは嬉しいはずだ。「おれも同じだよ」と温かい拍手を送ってやってくれ。小遣いがあまってたらビールを一杯奢ってやってくれ。もしも、あなたが素敵な優しい女の子ならそっと肩に触ってやってくれ。

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