UKヒップホップの注目作を厳選ピックアップ!!
SlipknotのCorey Taylorがゲスト参加!! サウスロンドン出身のラッパー、KID BOOKIEによる2021年作品「CHEAPER THAN THERAPY」の続編『CHEAPER THAN THERAPY II』
KID BOOKIEは、グライムをルーツにヒップホップとロック/メタルを融合させた独自のスタイルを追求。Corey TaylorやTech N9neらとのコラボレーションを経て、ジャンルの境界を越える表現を発展させてきた。2021年作『CHEAPER THAN THERAPY』の続編となる本作は、重低音と唸るようなボーカルを展開しトラップ・メタルへの回帰を示す「H.A.T.E」やこれまで複数回にわたり共演を重ねているSlipknotのCorey Taylorとの共演曲「BLAME」における攻撃性と内省の交錯が聴きどころ。オルタナティヴメタルからグライムまでを横断し、怒りや葛藤、自己省察を多彩なサウンドへと落とし込んでいる。
サウス・ロンドンのプロデューサーBEXBLUとテムズミードで育ったラッパーPAUL STEPHANによるテムズミードで育ったラッパーPAUL STEPHANによる共演作品『ALWAYS MOVING』
『ALWAYS MOVING』は、逆境に立ち向かう強さ、アイデンティティ、そして飾らない芸術的進化をありのままに切り取った作品である。サウス・ロンドンのプロデューサーBEXBLUが描く音像と、テムズミードで育ったラッパーPAUL STEPHANによる心に響くストーリーテリングを軸に、困難を乗り越え、自らの意思で自由を追い求めることを力強く証明するアルバムとなっている。
サウンド面では、BEXBLUがUK Grimeの荒々しさや重厚な808sを、実験的なHIP-HOP、Jerk、緻密に刻まれたSOULのサンプルと融合させ、広がりのある音世界を構築。PAULのルーツを意識し、西アフリカのサンプルを再構築した音も織り交ぜることで、現代的で強烈なサウンドに豊かな文化的背景をもたらしている。聴き手の耳を引くアンセムから、内省的で深いグルーヴを備えた楽曲まで、エネルギーの変化に対応する、洗練されたジャンルの枠にとらわれないサウンドが展開される。
アルバムの中心にあるのは、PAUL STEPHAN自身が生きてきた現実である。彼ならではのリズム感と耳を引く巧みなライミングを通じて、人生と音楽をめぐる歩みを深く掘り下げていく。テムズミードで育った経験、厳しい現実や制度的なネグレクトとの対峙、そして困窮する地域社会のトラウマを利益の源泉としながら、その苦境には目を向けない音楽業界を渡り歩くことへの苛立ちを赤裸々に明かしている。
しかし、鋭いまでの率直さを備えた本作を最終的に特徴づけるのは、困難を乗り越えた先にある勝利である。絶え間ない粘り強さをテーマに、逆境を克服し、経済的自由を手にし、喧騒のなかで内なる平穏を見いだすための指針を示すアルバムだと言えよう。
(メーカーインフォメーションより翻訳)
イースト・ロンドン出身のラッパー、LANCEY FOUXによる2026年作品『THE TIME OF OUR LIVES』
LANCEY FOUXは独創的なビジュアルとメロディアスなフロウ、ジャンルの境界を自在に横断するサウンドで、UK Hip Hop/UK Rapシーンにおいて独自のポジションを築いてきたアーティストである。Playboi Carti、Skepta、Don Toliver、Lil Yachtyら国内外の実力派アーティストとの共演を重ねながら、TrapやAlternative R&B、Experimental Hip Hopを融合した唯一無二のスタイルを確立している。
先行で公開されている「ROCKSTAR RIDER」では、LANCEY FOUX特有のメロディアスなフロウと中毒性の高いビートを融合。『THE TIME OF OUR LIVES』が描く独自の世界観を垣間見せる先行曲となっている。
ロンドン出身のラッパー、TINIE TEMPAHによる2026年作品『THE NIGHT'S NOT DEAD』
『THE NIGHT'S NOT DEAD』は『9PM』『12AM』『3AM』として展開された3つの作品を一つにまとめ、夜という時間そのものをテーマに描き出した作品である。
それぞれ異なる夜の瞬間を描いた3作品は、出かける準備を始めるときの期待感から、ダンスフロアを包み込む一体感、そして音楽が止まった後も続いていく会話や余韻、内省へと展開する。それらが一つに結実した『THE NIGHT'S NOT DEAD』は、ナイトライフを単なるパーティー以上のものとして捉え、夜に生まれる人々のつながりや体験を讃える作品である。
本作の中心にあるのは、音楽を通じて人々を結びつける場所とコミュニティへのトリビュートである。草の根レベルのヴェニューが次々と姿を消していく現在、TINIE TEMPAHは、夜の外出こそが友情の始まりであり、異なるカルチャーが交差し、思い出が生まれる場所であることを改めて思い起こさせる。ショートフィルムや親密なライヴ体験とも連動した『THE NIGHT'S NOT DEAD』は、単なるアルバムではなく、人とのつながり、コミュニティ、そして音楽を共有する体験が持つ普遍的な力を祝福する作品だと言えよう。
様々なニュースが飛び交い、ヴェニューの閉鎖が相次ぎ、スクリーン越しに生活することへの傾向が強まる現在においても、夜はなお、人々が集い、つながるための場所であり続けている。『THE NIGHT'S NOT DEAD』は、そんな夜の文化と、そこから生まれるかけがえのない瞬間を改めて讃える一枚である。
(メーカーインフォメーションより翻訳)
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