1950年代の英国電子音楽における重要人物ERNEST BERKのアンソロジー
「何十年もの間、1950年代における電子音楽のパイオニアとしてのバークの地位は、ほとんど認知されることはなかった。280曲以上に及ぶ彼の傑出した電子音楽の作品群は、埋もれたまま放置されていたのだ。」
アーネスト・バークは、1950年代の英国電子音楽シーンにおいて先駆者であり類まれな存在であった。ダンサー / 振付家としての経歴を持つ彼は、ダンスのための電子音楽に多くの関心を注いだのだ。本作に収録された楽曲は、約20年間にわたり、カムデン・ロード、ドーセット・ストリート、そしてペト・プレイスの「ディオラマ」という、ロンドン北部の3つのスタジオで制作されたものである。電子音楽とコンテンポラリー・ダンスを融合させた点においてバークに英国で直接的な対比となる存在は存在せず、最も近い存在はアメリカのコンポーザー / 振付家アーウィン・ニコラスであった。
バークの音楽的アプローチは、テープ・マニピュレート、マイク・レコーディング、ラジオ・インターフェイスからトーン・ジェネレーター、パルス・ジェネレーター、ホワイトノイズ・ジェネレーターを用いて生成される電子音へと進化を遂げていった。リズム、パルス、そして打楽器的なテープ・ループは、ダンサー / パーカッショニストとしての自身の経験を反映させコンポジションにおいて常に中心的な位置を占め続けた。このアンソロジーは、バークの特異な作品群を再発見するに格好のアイテムとなっている。
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