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ロンドンを拠点に活動をする EIGHTEENTH DAY OF MAY（エイティーンス・デイ・オブ・メイ）のデビューアルバムが入荷しました。本国でのリリースは昨年末のようですが、この度目出度く当店にも入荷致しました。

これが実に素晴らしい作品で驚きます。サウンドは、もろサンディー・デニー＆リチャード・トンプソン！　あの頃のフェアポート・コンヴェンションが現代に甦ったようです。アメリカ人のシンガー（フルートも）とスウェーデン生まれのギタリスト、オックスフォードシャー出身のギタリスト（＆マンドリン）の3人で2003年に結成されたフォーク・グループは、現在５人組となって活動しています。

彼らのフェイヴァリット・アーティストにはシャーリー・コリンズ、マーティン・カーシー、ペンタングル、トゥリーズ、そしてフェアポートと、1960年代末から70年代にかけて活躍した英国フォークの巨人ばかりが挙げられています。英国を根に持ちながらどこか乾いた米国的な質感が、いかにも70年前後らしいサウンドとなっており、それを新世代の若者がかき鳴らしていると思うとホントに不思議で新鮮な驚きです。

エレクトリック・ギターはＲ・トンプソンばりのテレキャス・サウンドを出し、トゥリーズも取り上げたトラッド曲‘Lady Margaret’（レディ・マーガレット）を取り上げるわ、バート・ヤンシュ畢生の名曲‘Deed I Do’（ディード・アイ・ドゥ）もやっちゃうわ、英国フォーク・ファンはもうメロメロです！　それにしても彼らがフォーク・シーンではなくてインディー・ロックの方から出てきたことには改めて驚きました。もちろんヴァシュティ・バニヤンやエスパーズ経由で英国フォークに辿り着いた方にも、大スイセンです!!

01. Eighteen Days
02. Sir Casey Jones
03. Highest Tree
04. Deed I Do
05. Hide & Seek
06. Twig Folly Close
07. Lady Margaret
08. Cold Early Morning
09. Monday Morning's No Good Coming Down
10. The Waterman's Song To His Daughter
11. Flowers Of The Forest
12. The Mandrake Screams

渋谷ロック館　　渡邊