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沖縄の美空ひばり!
坂本九やザ・ピーナッツ以前にアメリカで名を馳せたポップス、ジャズ歌手「沢村みつ子」、初のベスト・アルバムが2枚組CDで登場
7歳から沖縄米軍キャンプで歌い始め、1954年、日本コロムビアよりレコード・デビュー。ステージ・デビューは日劇で天才少女歌手と評され、映画、テレビにも引っ張りだこに。1955年、渡米しMGMと契約、映画「ラスベガスで逢いましょう」でフランク・シナトラ、「八月十五夜の茶屋」でマーロン・ブランド、またサミー・ディビス・Jr とも共演、さらにTV番組「ジュディー・ガーランド・ショー」出演時には「リンゴ追分」を歌い全米を驚かせた。1956年には紅白歌合戦に出場。日本ポップスのはしりとしてアメリカン・ポップスの素晴らしさを体現した唯一の存在であったが、これほどの歌手が意外や知られておらず、これまでコンピレーション・アルバムに数曲がCD化されたくらい、ここまでまとまった編集盤は、本作が初めてとなる。
*兄は、和製ポップスの先駆者・中島安敏、妹はグループサウンズの沢村和子とピーターパンのボーカルである。
MITSUKO SAWAMURA / 沢村みつ子